'*★ F1第14戦ベルギーGPとスパイ疑惑のこと ★*'
2007年9月16日F1第14戦ベルギーGP。
面白いレースでした。フェラーリとマクラーレンの上位4人の順番は変わらなかったのですけど、4位以下の争いが面白かったですね。さすが、抜きどころの多いスパ。
スーパーアグリの琢磨とホンダのバトンのバトルや、BMWのクビサとルノーのコバライネンのバトル、本当に楽しかったです。
フェラーリのキミが優勝、マッサ2位。マクラーレンのアロンソ3位で、ポイントリーダーのハミルトンが4位だったため、ドライバーズポイントが接戦になってきて、残り3戦が楽しみです。
次はいよいよ日本GP(富士サーキット)。2週間後(9月30日)です。
ステップニーゲートと呼ばれるスパイ疑惑、9月13日の裁定を、マクラーレンが受け入れました。
この疑惑は、フェラーリのエンジニアのナイジェル・ステップニーが、友人でマクラーレンのエンジニアのマイク・コフランにフェラーリの情報を流したというもの。最初は、2人の間だけでのやりとりとされ、マクラーレンにはおとがめなしだったんだけど、フェラーリが納得しなかったため再審議とされていました。
今回の決め手は、マクラーレンのアロンソがFIAに提出したメールだそうです。補欠ドライバーのデラロサが、コフランから聞いたフェラーリの情報をアロンソにメールしたもの。
このメールがFIAに提出されるに至ったのは、どうもハンガリーGPのあの事件が引き金だったようです。
ハンガリーGPの朝、アロンソがデニス代表のところへ行き、「自分をナンバーワン扱いにしないのなら、マクラーレンに不利な情報をFIAに流す」と興奮して脅迫したそう。アロンソはレース後、この行為について謝罪したそうです。
が、これを聞いてしまったデニス代表は、隠すことができず(自分は誠実でなくてはならないとの判断)、とFIAに連絡したそう。そして、FIAがドライバーに異例の「証拠提出」の正式依頼したらしい。
このメールの内容には、それほど重要なことでもなかったそうなんだけど、情報の一部がステップニーとコフランの間だけでなくチームの一員に流されたことが、今回の厳しい裁定につながったようです。
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