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..*..*.. 2006 Jul 09, Sun ..*..*..

'*★ F1 2006 USGP 金曜日のフリー走行 ★*'


金曜日には2回のフリー走行(Free Practice)がありました。

フリー走行というのは、レースで走るのマシンの状態を確認したりセッティングを決めるために、本番と同じコースを走行することで、言ってみれば、レース前の最終調整です。

昨年の順位で5番目以下のチームは、金曜日のみフリー走行で3人目のドライバー(サードドライバー)を走らせることができます。

今年3人めを走らせることができるのは、ウィリアムズ、ホンダ、レッドブル、BMW、ミッドランド、トロロッソ、スーパーアグリです。

金曜日にたった一人ドライバーが増えるだけなのですが、このときにサードドライバーからとれるデータはとても貴重だそうです。

各チーム2人の日曜日にレースをするドライバーにとっては、本戦にそなえてエンジンを酷使したくないので、サードドライバーがいるということが大切です。

サードドライバーにとっては、自分がサーキットで早く走れるということを示すための貴重な時間となります。

日本人の注目は、何といっても2戦前からスーパーアグリでサードドライバーとして走ることなった山本左近でしょう。井出有治のことがあっただけに、万一失敗したら、とはらはらさせられます。

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
フリー走行1で観戦した場所
ターン8と9が目の前
マーシャル

11時からフリー走行1が開始。気温27℃、路面温度39℃のドライコンディション。私たちは2004年にも観戦したターン8とターン9を見ることができる場所を陣取りました。

以下はうまくとれた写真です。

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
フェラーリのミハエル ルノーのフィジケラ

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
ホンダのアンソニー レッドブルのクリエン

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
ホンダ、トロロッソ、BMW スーパーアグリのモンタニー

スーパーアグリの左近くんはほとんど最初から最後まで走っていました。

サードドライバーの条件はレースドライバーより早く走ること、たくさん走ること。左近くんは琢磨よりちょっと遅かったけど、スーパーアグリの2人目のドライバーのモンタニーより早く、これなら合格、の声が聞こえてきそう。

ミッドランドのモンディーニ、BMWのクビカ、ウィリアムズのウルツが30周以上走ったサードドライバーたち。

いつもすばらしい走りを魅せてくれるホンダのサードドライバーのアンソニー。1'12.083のトップタイムをマークしました。

そしてやっぱりフェラーリのミハエル・シューマッハ。終了間際にコースインし、いきなり2番手のタイム。でも、その直後にコースアウト。たった一度のタイムアタックで、2番手のタイムを記録するとは。

ところで、今年もiBookを持っていって携帯からつなぎ、タイミングモニタを見ながら観戦しました。これがあると、だれがどんなタイムを出したかがその場でわかるので楽しみも倍増するんですよね。

ですが、そのiBookの写真を撮るのを忘れてしまいました。でも、一緒に行ったでぶんさんが、ここに載せてくれました。ありがとうございます〜♪


F1 USGP 2006 F1 USGP 2006

観戦を終え、移動する途中に見つけました。この子が4年前に、幼稚園のときに作ったそうです。記念の写真を撮っていると、立ち上がって装着してくれて、カメラを向けた人の方に向いてくれました。髪もフェラーリ色ですね。

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さて、お昼をはさんで、フリー走行2回目は午後2時にスタート。気温29℃、路面温度46℃というドライコンディション。

フリー走行1では雲もなく快晴だったんだけど、フリー走行2のちょっと前くらいから曇りはじめました。

2回目は、1回目に見た場所の向かい側のターン10が見える場所から観戦しました。ここには観戦用モニタが用意されていて、見えない場所で起こった映像も見ることができました。

以下がうまく撮れた写真です。

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
スーパーアグリの山本左近 ウィリアムズのウェバー

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
トロロッソ、レッドブル、スーパーアグリ トヨタのトゥルーリ

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
ルノーのフィジケラ ウィリアムズ、スーパーアグリ、レッドブル

スーパーアグリのセカンドドライバーのモンタニーは早々にコースアウトしてタイム計測をできず。琢磨、左近はもちろんだけど、モンタニーも応援しているので、これはちょっと残念でした。

ホンダのアンソニー、BMWのクビカなど、サードドライバーたちが淡々と着々と走ってタイムを出していく中、サードを出せないフェラーリ、ルノーのレースドライバーたちも魅せてくれました。

琢磨のすばらしい走り。ずっと左近くんが琢磨より上のタイムだったので「左近くんもこれで立派なサードドライバーだ」なんて思っていたら、最後の最後で29人中22番手へ。スーパーアグリのマシンでは、いつもビリだったので、これはすばらしい結果です。

不思議だったのは、ミッドランド。サードのモンディーニが5番手、モンテイロが7番手と今まで見たこともなく良い順位だったこと。

あとになってミシュランタイヤが今ひとつだということがわかりました。琢磨やミッドランドはブリジストンなので、おそらくこんなに早かったようです。

でも、フリー走行の結果からは、ミシュランのBMWも始終早かったのです。

BMWが早かったのは、レギュレーション違反かもしれないとされる可変ウィングのおかげだったのかもしれないようです。そういえば、カナダGPからいきなり早くなっていて。(でもこの真相はまだ何も言われていません。)

そういえば、周回数を多く走ったミシュランのサードドライバーたちは、最後の方、少しよれよれでした。1周のタイムはよくても「レースが心配だね」なんて話していたのですが。

聞くところによると、ブリジストンは、他のアメリカのレースにも参加しているので、インディアナポリスのサーキットの路面のデータがたくさんあるけれども、ミシュランにはデータがまったくないそうです。インディアナポリスのサーキットはタイヤを酷使するのにデータがない、これがミシュランの弱みでした。去年もね。決してミシュランがブリジストンに劣っているわけではありません。



ここに載せきれなかった分は、こちらにアップしました。画像を1枚クリックして、[次へ-->]をクリックしていくとスライド風に見ることができます。

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つい先週、来年からは3人目のドライバーは走らせない、ということが発表されました。レースドライバーを金曜日にも走らせるためだそうです。そんな気遣いいらないんだけどな。


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