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'*★ 2004年F1アメリカグランプリ観戦(インディアナポリス) #1 ★*'


..*..*.. 2004年7月3日(土) 晴れ ..*..*..


インディアナポリスへ行ったのは今年で3回め。一昨年は<a href = "../2002/1001.html">ここ</a>、昨年は<a href = "../2003/1001.html">ここ</a>に載せています。

今まで9月に開かれていたアメリカGPが、今年から6月に変更になりました。公式の理由は、消滅寸前だったカナダGP。資金不足で一度スケジュールから消えたカナダGPでしたが、資金源ができたことと、アメリカGPと2週連続で開催することで、輸送費をアメリカとカナダが半分づつ負担。これは双方にとっても良いことです。アメリカGPの6月開催はまた、気候もよく快適です。

宿泊したホテル
カリフォルニア州(西海岸)からインディアナ州(中部)は、時差もあり、サンノゼ空港からのインディアナポリスへの直行便もないため、移動にほとんど一日かかります。今年は、金曜のフリー走行を見るのをやめ、金曜日を私たちの移動日としました。


6月18日(金)

家を出たのが朝の10時。シカゴでの待ち時間を含めて、ホテルに着いたのは夜中の12時半でした。


6月19日(土)

F1アメリカGPは、もともとアメリカ国内の他のレース用に作ったオーバル(楕円)のサーキットの半分と、内側のインフィールドというF1用に作ったカーブの多いコースの2つから成り立っています。オーバルの楕円から直線のコースは約25秒間エンジンを全開にでき、これは全開催地の中でも一番長くエンジンを全開にできる時間です。

F1は、ナスカーやインディなどと違って、コースやマシンの特性上、追い越しがなかなかできず、そのため「つまらない」という人がいるそうですが、アメリカGPでは、このオーバルでのオーバーテイク(追い越し)が可能なので、それも見所の一つになっています。

インフィールドへ入るための列
アメリカGPでの予選の席は自由席なのですが、私たちはいつも、スタートやフィニッシュラインもあるこのオーバル側から見ていました。でも、今年はちょっと雰囲気をかえて、前から行ってみたかったインフィールドの芝生の上で見ることにしました。オーバルへ入る最後のカーブとなるT8-T10の見えるあたりです。

雨で寒かった昨年とは打って変わって天気もよく、気持ちのいい一日でした。

インフィールドの側はカーブが多いので、ギアチェンジとかブレーキング、コースの取り方がものを言います。直線ではものすごく早いF1のマシンが、カーブでゆっくりしたペースになるのを目の当たりにできました。とは言っても、やっぱり早すぎてデジカメには入らない部分もありますが。

ここから見ました
今回初めての試みは、iBookを持って行って、直接インターネットが見れるようになったことです。F1のサイトには、Live Timingという、各ドライバーの計測されたタイムが瞬時にアップデートされるページがあります。ここへつないで、目の前で予選を見ながら、Timeを自分の目でチェックする、ということが可能になりました。

また、直線コースは音が大きくて、耳栓をしないと耳が痛くなってしまうのですが、インフィールドの側はそれほどでもなく、アナウンスを聞きながら見ることができたのも利点でした。

土曜日は、フリー走行のあと、予選の予選(Pre-Qualifying)、そして決勝のスターティンググリッド(順番)を決める予選があります。

フェラーリのミハエル・シューマッハ後ろ姿

BARの佐藤琢磨ジャガーのウェバー

ルノーのトゥルーリミハエルが来ると写真を撮る人が集まる

トヨタのダマッタウィリアムズのラルフ・シューマッハ
ミハエルの弟

佐藤琢磨は予選で3位。これは自己最高です。今年のBARホンダのマシンは調子いいし、佐藤琢磨の評判もよかったけど、彼がここまで上位に来るとは予想されていなかったのではないかな。彼は速さの他に「魅せる走り」をしてくれるので、アメリカ国内でも人気が高まっています。

今回も琢磨のタイムが出ると、周りからは歓声があがっていました。

予選の結果 1位バリチェロ(2)
2位ミハエル(1)、3位琢磨(10)
レースの合間に通らせてくれる
バックストレート

ちなみに、4位バトン(9)、5位モントーヤ(3)、6位ラルフ・シューマッハ(4)、7位キミ・ライコネン(6)、8位パニス(17)、9位アロンソ(8)、10位ウェバー(14)と続きます。

予選が終わると、車はセットアップやガソリンをいれたりの変更ができなくてパルクファルメに保管されます。予選は1時からなので、2時半には全部終わります。

私たちは、その後、ショップへ行ったのですが、なんと琢磨の名前の入ったキャップと、琢磨のTSのイニシャルの入ったTシャツはすべて売り切れていました。「彼はものはすごい人気だ。バトン(チームメート)のならあるけど」と言われましたが、もちろん琢磨のが欲しかったので、琢磨の名前入りはあきらめました。

ルノーのシャツ。最後の1枚だったかっこいい

BARのシャツBARのシャツ
琢磨もよく着てる






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