'*★ F1第6戦カナダGP ★*'
2007年6月10日カナダGP。
いやぁ、モナコと違って、最初から最後まで目の離せない本当にいろいろあった波乱のレースでした。
アメリカでは、ケーブルテレビのSpeed TV(スピードチャンネル)が放映しますが、1年のうち何戦かはメジャーなテレビ局が放映します。F1は人気がないので、毎回は放送してもらえないんですね。で、今回のカナダGPはメジャーネットワークのFoxで報道されました。アメリカ人は大喜びのレースだったのではないかと思います(笑)
4度のセーフティーカー、10人のリタイア、あわや大事故のクラッシュ、ブラックフラッグによるリタイア、ビーバーの飛び込み、順位も騒然、そして佐藤琢磨の実力で勝ち取った6位入賞!
カナダGPは、モントリオール近郊で開催されます。公園の公道とサーキットの一部を組み合わせたサーキットで、道路の部分は道のすぐが壁の高速と低速を組み合わせたチャレンジングなサーキットです。
セーフティーカーは、今年初めて(でしたよね?)で、しかもルールが去年と変わってるので、最初はとまどいました。今年から、セーフティーカーが入った直後のピットレーンはしばらくクローズになり、セーフティーカー導入中は給油は禁止です。これを破ると、10秒のペナルティを受けなくてはなりません。
リタイアしたのは、順に、ホンダのバトン、トロロッソのスピード、スパイカーのスーティル(1回目セーフティーカー導入)、BMWのクビサ(2回目セーフティーカー導入)、レッドブルのクルサード、スパイカーのアルバース(3回目セーフティーカー導入)、トロロッソのリウィツィ(4回目セーフティーカー導入)、トヨタのトゥルーリ。バトンとクルサード以外は皆アクシデント。
特にBMWのクビサは、かなりひどいぶつかり方をして横向きに止まり、病院に収容されました。彼は足を骨折しただけですんだようで本当によかった。骨折すらしていなかったという情報もありますね。
このセーフティーカー導入中に給油したために、マクラーレンのアロンソとウィリアムズのニコが10秒ペナルティ。ピットインのタイミングとセーフティーカーが重なってしまって気の毒でした。
もっとかわいそうだったのは、フェラーリのマッサとルノーのフィジケラ。やはり、セーフティーカー中に、ピットレーンの出口が赤信号だったのに、(滅多にないことだから&バトルしていたため)、気がつかずに止まらなかったため、ブラックフラッグを受けてしまいました。ブラックフラッグは、危ない運転やルールを無視したときに出されて、ドライバーはその場でピットに戻ってレースは終了。言い訳も聞いてもらえません。
セーフティーカーのおかげで、タイミング良く上位に来たスーパーアグリのアンソニーは、ビーバーが飛び込んだらしく失速、ピットへ戻りました。でも、彼は完走。
順位も大荒れしました。(たぶん)予想もしなかったウィリアムズのウルツの3位、フリー走行と予選を通して、これでもかこれでもかと、(本人のミスもあるけど)、アンラッキーばかりを背負っていたルノーのコバライネンは4位、今年のパフォーマンスの悪さと高給取りで解雇の噂の絶えない、そしてフリー走行や予選でやる気のなさそうなトヨタのラルフが8位。
そして、スーパーアグリの佐藤琢磨のすばらしいレース。抜きにくいこのカナダGPで、なんと、今年の4強のフェラーリのライコネンと、マクラーレンのアロンソを抜いちゃって、堂々の6位。スペインに続いてポイント獲得です。
優勝はマクラーレンのハミルトンで初優勝)。すべてにラッキーで、始終トップを走ってました。2位にハイドフェルド。
来週末はいよいよアメリカGP、インディアナポリスです。今年はテレビ観戦します♪
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