'*★ F1第3戦バーレーンGP ★*'
マレーシアGPから1週間後のバーレーン。F1の最初の3戦は「アウェイ3戦」と呼ばれヨーロッパでない国を回るのですが、今年は2戦と3戦の間がたった1週間だったため、機材を運んだりがたいへんだったそうですよ。
結果は、マクラーレンの新人、ハミルトンがまた表彰台にのりました。新人が最初の3戦すべて表彰台というのは、F1史上初だそうです。
昨年、ハミルトンを正ドライバーにすると発表するまで、マクラーレン代表のロン・デニスはずっと悩んでいたそうです。彼が若すぎるのと、F1史上初の黒人系ドライバーということで、マスコミに騒がれてつぶされるのではないか、と。でも、ふたをあけてみると、こういうことで話題をさらってしまいましたね。すばらしいです。
3戦終わって、フェラーリのライコネン、マクラーレンのアロンソ、そしてこのハミルトンのポイントは同点で、ドライバーズランキングのトップが3人となりました。今期はおもしろくなりそうですね。
コンストラクターズは、フェラーリとマクラーレンが互角、その次にBMW、トヨタ、ルノーといったところです。
けれどもルノーは今回も悲惨でした。でも、望みはスタートの良さが相変わらずということ。あと、ルノーは調子が悪くても、毎年、すばやく立て直すんですよね。特にこの3戦はどうしようもなかったけど、次のGPまで1ヶ月あるので、まだまだどうなるかわかりません。
気になるのはホンダですね。どうしてこんなに調子が悪いのでしょうか。本当に本当に頑張ってもらいたいです。
そしてスーパーアグリ。ホンダのエンジンを使っていますが、今年はホンダよりいいタイムを出す事もあります。
それと、今年のドライバーのラインナップがやっぱりいいです。というのも、佐藤琢磨は引き続き第一ドライバーなのですが、去年までは日本人だけで固めることを重要視していたため、セカンドドライバーのタイムがイマイチだったのです。もちろん、井出有治も山本左近もすばらしいドライバーですが、F1参戦が急に決まったので、マシンに慣れる時間とかがなくて、いつもタイムは琢磨に引き離されていました。
今年はF1で経験豊富なイギリス人のアンソニー・デビッドソンをセカンドに起用していて、琢磨とのタイム差もほとんどなく、アグリチームが見えてくる感じがします。
今日は、始終アンソニーの方が速かった。ただし、2人に起こったエンジントラブルが気になりますが。(琢磨はリタイア、アンソニーは残り5周だったので完走扱い)。
あと触れておきたいのは、レッドブルのクルサード。クルサードって地味なんだけど、事故があったりすると隙間を縫って上位にいたりと、以外に目の離せないドライバー。今回は、すごいオーバーテイクを魅せてくれました。が、火を噴いてリタイア(ドライブシャフトトラブル)。残念でしたね。
次戦は4週間後のスペインGP(5/13)。ヨーロッパラウンドが始まります。例年だと開発の遅れていたチームが調子を取り戻してくる時期。今年はどんなドラマがあるのでしょうか。
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