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..*..*.. 2006 Jul 11, Tue ..*..*..

'*★ F1 2006 USGP 土曜日の公式予選 ★*'


2006年7月1日、土曜日にはフリー走行と公式予選がありました。

今回は両方とも、スターティンググリッドの前、ルノーのピットの正面の一番高いところから見ました。ちなみに私たちはルノーファンです。

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
ルノーのピットの正面から見ました 右側はこんな感じ

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
左側はこんな感じ エクレストンが(ヒソヒソ)話してた

バーニー エクレストンとは、F1界を牛耳る2大勢力のひとりです。F1開催地には必ず来ています。いつもヒソヒソ話してるらしいです。ちなみに2大勢力のもう一人はマックス モズレー。

さすがにここはアメリカだけあって、トロロッソのスコット スピードは大人気でした。「スコットー」の声があちこちから聞こえてきました。

それからマクラーレンのモントーヤ。今年も相変わらずものすごい声援でした。

F1デビューした頃は本当に早くてかっこよかったんだけど、一昨年あたりからミスが目立って、精鋭を欠いてきた感のあるモントーヤ。それでも毎年、こんなに応援がくるんですね。みんなから愛されているドライバーという感じがしました。

「このモントーヤファンたちはモントーヤがいる限り、いつまでも応援し続けるんだろうなー」なんて思っていたら、レースの1週間後に「モントーヤが2007年度からのナスカーへ転向する」と発表されました。ナスカーとはアメリカ国内だけのレースでアメリカで一番人気を誇るレースです。

そしてそして、このブログをアップする12時間くらい前に、モントーヤのF1引退のニュースが。まだ今年度も半分残っているのに、驚きです。

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フリー走行は、午前10時に開始。気温28℃、路面温度34℃のドライコンディション。

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
アメリカ人ドライバー スコット スピード スーパーアグリ

トロロッソのスコット スピードが早々に出て、しばらくトップタイムをキープしていました。

すごかったのはフェラーリのミハエル シューマッハです。昨日からずっと1分11秒台に入るかを見守ってたんだけど、いきなり1分10秒台を出しました。フェラーリのマッサ、ルノーのフィジケラも11秒台を出して、予選前の早さを見せつけられました。

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
フリー走行3終了 引き上げる人々(主に報道陣)

フリー走行終了と同時にピットから出てくる人々。これだけの人が走行中も、写真撮ったり取材したりしてるですね。ごくろうさまです。

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土曜日の午後には、公式予選がありました。予選方式が今年はまた変わりました。

去年までは1台ずつタイムアタックしてきたのですが、今年から、全マシンが一斉にコースに出ます。1時間を3つの時間に分けて、早いタイムを出したドライバーが次の予選に上がることができる「ノックアウト方式」です。

★1次予選
15分間で、全マシン(22台)がコースを走行して、終了時点の下位6台のグリッドが決定する。搭載する燃料は自由に決められる。

★2次予選
残り16台が次の15分間アタックを行う。終了時点の下位6台が中盤グリッド(11番から16番)につく。搭載する燃料は自由に決められる。

★最終予選
残り10台が20分間アタックを行い、決勝レースの上位10グリッドを決定。最終予選に出場するマシンは、決勝スタート時の燃料量で走行する必要がある。

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
1次予選のはじまり トヨタのトゥルーリは
マシンに問題を抱えて予選落ち

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
ルノー マクラーレン

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
マクラーレンのピット作業 フェラーリのピット作業

午後1時スタート。気温34℃、路面温度52℃のドライコンディション。

1次予選。いつもはすぐ落ちるミッドランドが早かった。それからトロロッソのスコット スピード。地元だから奮起したのか、いつもと違って、チームメートのリウィツィより早い!

トヨタのトゥルーリはトラブルをかかえてピットに戻っていきました。

1次予選で落ちたのは、スーパーアグリのモンタニー、トロロッソのリウッツィ、トヨタのトゥルーリ、ウィリアムズのニコ、スーパーアグリの琢磨、レッドブルのクルサードの6台。

2次予選。フェラーリ2台とルノーのフィジケラはすぐに当選確実。ところが、今年ダントツで早いはずのアロンソが脱落ラインに。が、かろうじてタイムをだし、最後の最後で生き残りを争ったのはマクラーレンの2台。ライコネンとモントーヤ。

ここではぜひ、モントーヤに勝って欲しかったけど、モントーヤの最後のアタックに入る直前で時間切れとなって、モントーヤが脱落。なんかモントーヤっていつもこんな感じで、F1界ってモントーヤに厳しいと思ってしまうんだよね。

ここで最終予選進出をはたせなかったのは、レッドブルのクリエン、ミッドランドの2台、トロロッソのスピード、ウィリアムズのウェーバー、そしてマクラーレンのモントーヤ。
ウィリアムズもいつもはもう少し早いのですが...

そして最終予選。ここでは今までに見たことのない光景を目にしました。

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
第3ピリオド(最終予選)の開始前
マシンが集まる
どんどん集まる

上の写真のように、スタートラインに各マシンが集まり始めたのです。こんなの見たのは初めてでした。

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
スタート! 早すぎて何も映ってない
こんな写真が多い(笑)

一斉にスタート!!最初からみんなすごい勢いで、ぐるぐるぐるぐる。この数周は、本戦よりも熱気を感じました。とにかく全員、一発のタイムを出すことに必死です。

いつものことですが、最終予選の残り10分を切ると各ドライバー、続々とタイヤ交換を始めます。

タイヤは新しければ新しいほど、一発のタイムが出せる。

F1 USGP 2006 F1 USGP 2006
ルノーのピット作業 フェラーリのピット作業

こんなタイヤ交換のシーンは最終予選ならでは、です。

本戦と違って、ピットで多少時間をとられても、一発のタイムさえだせばOKなので、2台がほど同時にピットインするシーンも見られます。本戦ではそんなの時間の無駄なので見られないシーンです。

写真のルノーのように、1台めの作業中に2台目が待っていたり、フェラーリのように同時に作業したりしてました。

最後の5分間は本当に息をのむ瞬間です。ここに予選全体のバトルが集結している、というか。

結果、フェラーリの圧勝でした。ルノーのアロンソは、思ったほどタイムが伸びず5番手に。めずらしい。

公式予選の結果は順に、フェラーリのシューマッハ、マッサ、ルノーのフィジケラ、ホンダのバリチェロ、ルノーのアロンソ、BMWのビルヌーブ、ホンダのバトン、トヨタのラルフ.シューマッハ、マクラーレンのライコネン、BMWのハイドフェルド。

ホンダはいつも予選では早いですね。今回はBMWが速かった。

見応えのある公式予選でした。

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ここに載せきれなかった分は、こちらにアップしました。画像を1枚クリックして、[次へ-->]をクリックしていくとスライド風に見ることができます。


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