'*★ Spare the Air ★*'
私の住んでいるサンフランシスコ・ベイエリアでは、「Spare the Air Day(スペア・ディ・エアー・デー)」というのがあります。これは「大気汚染を防ぐことに力をいれる日」というような意味です。
特に気温が上がる日は、大気汚染が深刻になるそうです。大気汚染がひどくなる日には「Spare the Air Alert(スペア・ディ・エアーの警告)」が出て、この日は地域全体で対策することが義務づけられています。
この警告が出ると、私たち住民は、外でバーベキューをしてはいけません。煙で空気を汚すことを避けるためです。また、車から出る排気ガスが大きな原因となるため、車通勤を避け、可能な人は、自転車通勤等が推奨されます。
数年前までは「Spare the Air」の日には、車を使わないようにするため、電車やバスなどの公共機関が無料になっていました。なので、私は最初「Spare the Air」は「電車やバスが無料になる日」だと思っていました(笑)
ただ、カリフォルニアの財政事情の深刻化のため、「Spare the Air」でも電車やバス無料になる日は少しずつ減っていき、去年あたりから無料の日はまったくなくなってしまいました。
今年の夏は涼しい日が多く、「Spare the Air Alert(スペア・ディ・エアーの警告)」はぜんぜん聞かなかったのですが、先週末から摂氏37度(華氏100度)を超える日が続いて、この週末、久しぶりに出ました。日曜日から今日の火曜日までです。
ちなみに、この「Spare the Air」は、大気汚染値が一定の値に達した場合は、冬場にもあります。冬の場合は、暖炉に火をつけたり、たき火をすることが禁止されています。
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