'*★ 新型インフルエンザ(H1N1)の北米の対応 ★*'
豚インフルエンザ(Swine Flu)の海外の対応は甘い、などという記事をみかけますが、北米に関しては甘いとは感じません。
先週の日曜日に、私が表紙に「サンフランシスコベイエリアでは感染者は出ていません」と書いたその日の夜に、サクラメントで初めて、感染疑いが出ました。
このとき、その子供の通っていた学校は閉鎖になり、周辺の住民も「感染してないと祈るしかない」と怖がっていました。(結果はクロ、ベイエリア初の感染者となりました。)
私は「疑い」の段階なのに閉鎖はちょっと早いのでは?、なんて思っていたのですが、この情報が流れたとたんに、多くの学校が消毒作業などをしていたことをあとで、知りました。
その後も、感染疑いが出たときの対応の早さには驚くものがあります。
米国は基本的に車社会なので、感染者が出た場合、その人の行動範囲を特定するのはそんなに難しくありません。だから、「危ない」ところには、地域の対応が素早くできます。
これが、日本(東京)だったら.....感染者が出たときに、その人が電車を乗り継いでいたら、電車内を消毒したって、すでに人へ感染していている可能性大ですよね。だから、日本の水際対策(空港等の対策の強化)は正解だと思います。
今のところ、カリフォルニアの感染者が確認された人たちの症状は軽いようです。テキサスで23ヶ月の子供が亡くなりましたが、メキシコ旅行して感染の症状がでるのは子供が中心なようです。
なので、回りの人と話していても、子供のいる人はかなり気を使っている印象があります。若者の集会などは制限され、学校も積極的に閉鎖しています。
うちの町ではまだ出ていませんが、隣の町では感染者がでています。昨日、買い物をしましたが、マスクをつけている人は一人もみかけませんでした。が、乳児を連れている人も見かけませんでした。先週までは、乳児連れがたくさんいたのに。
一昨日、サンフランシスコにも感染者が出て、緊張が漂っていました。
|