'*★ Tour of California 2009 その2 ★*'
面白いです。知らなかったんだけど、「ツアー・オブ・カリフォルニア」って、自転車競技の中で、かなり上のランクになるそうです。どおりで世界的に有名な知った顔ばかりいるわけですね。始まったのは2006年からで、今年でまだ4回目なのですが。
1日めのプロローグを土曜日に終え、Stage 1(日曜日)と Stage 2(月曜日)は、台風の中で行われました。なんと、雨でヘリコプターが飛べなくて、中継の映像が届かない、なんてハプニングもありました。
Stage3(火曜日)は地元のサンホゼを出発したのですが、こちらもほとんど雨でした。
今日のStage4でやっと天気がよくなりました。普段のカリフォルニアを見せることができたかな。
総合トップのイエロー・ジャージは、サクソバンクのカンツェラーラだったのですが、2日目にしてダウン。風邪をひいたらしくて、すぐにリタイアでした。
替わってイエロー・ジャージは、ロック・レーシングのスペイン人のマンセイボ(Francisco Mancebo)。でも次の日すぐに、アスタナのリーバイ・ライプハイマーが奪回して、それからずっと彼がイエロー・ジャージです。
ランス・アームストロングも順調に順位をあげ、現在4位。
落車もあり、Stage 3とStage 4では救急車が出ました。強いところでは、ラボバンクのオスカー・フレイロとコロンビアのキム・キルシェンがリタイアしました。
自転車のロードレースでは、団体で走る一番大きいグループをプロトンと呼んで、その前後を第一グループ、第2グループなどと呼びます。昨日も今日も、数人が先頭集団を作っていたのですが、最後の最後でプロトンに吸収されました。
ゴールはスプリンターの争いとなります。スプリンターがステージ優勝するためには、体力や瞬発力の他に、ゴールできるいい位置にいる必要があります。スプリンター以外のアシストが、自分たちのチームのスプリンターをギリギリまで引っ張って押し出します。
このかけひきが面白くて目が離せません。今日は、コロンビアのキャベンディッシュとクイックステップのトム・ボーネンが争い、ほんの数センチの差でキャベンディッシュが優勝しました。サクソバンクのJJヘイドも僅差。
今日もリーバイが総合トップを守ってイエロージャージ。明日以降も楽しみです。
そういえば、1日目が終ったあと、ランス・アームストロング他数人の自転車が盗まれるという前代未聞の事件が起きていたのですが、今日、無事に戻ってきたそうです。詳細は明らかにされてませんが。
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