'*★ Tour of California 2009 ★*'
今年も始まりました。自転車レースの「ツアー・オブ・カリフォルニア(Tour of California 2009)」。2009年2月14日から22日までの9日間、選手たちは北カリフォルニアを走ります。私もできるだけテレビで見る予定です。
今年は、あのランス・アームストロング(Lance Armstrong)がアスタナから復帰しました。
ランスは、日本ではどれくらい知名度があるのでしょうか。米国では知らない人はいないと思います。ヒーローです。彼は、90年代に癌に侵され、しかも転移していたため生存率はかなり低かったそうです。それを乗り越え、リハビリして、復帰後、「ツール・ド・フランス」でなんと7回も優勝しました。そして、2005年に引退していました。
そのランスが、今年、復帰したのです。いろいろな運命をたどったのに、まだ37歳だそうで。もっと年をとってるのかと思ってましたよ(笑)
昨日は1日目、プロローグのタイムトライアルでした。ここで、選手の順位が決まり、翌日のステージ1以降は決められた道(山を含む)を走るロードレースです。ロードレースでは、集団でゴールしたときには全員が同タイムとなるので、秒単位で順位のでるタイムトライアルは重要です。ステージ6で、もう一度タイムトライアルがあります。
ロードレースと言っても、平坦な道はあまりなく、ほとんど山岳を含む過酷なコースです。ステージ3はうちの近くのサンノゼ近辺で、車で走ったことがあるのですが、本当に急で怖いです。あんなところを自転車で車のようなスピードで走るのですからねぇ。
出場選手は「ツール・ド・フランス」に出ていた知っている人ばかり。アメリカ開催のレースなので、アメリカ人が多いですが。ヨーロッパ発祥の自転車レースをアメリカの端でやるわけですが、こんなところまで来てくれてるんだー、と思ってしまいました。
プロローグの1位は、オリンピックでも優勝したサクソバンクのスイス人、カンツェラーラ。タイムトライアルではいつもこの人です。2位は、昨年このレースで優勝したアスタナのリーバイ・ライプハイマー(米国)。3位はガーミンのザブリスキー(米国)。
出走順はたぶん、昨年のタイムの早い人が後に走ってるのだと思うのですが、最後の2人のときに雨がぱらつきました。最後に出走したリーバイ・ライプハイマーはダメかな?と思ったけど、2位に食い込んでさすがでした。
ランスは10位でした。悪くないですね。彼の走りのときは、応援もものすごく盛り上がってました。
他にも、2006年の「ツール・ド・フランス」で優勝しながらも、ドービングの疑いで1年以上たってから失格になり、2年間の出場停止を命ぜられていたHealthnet-Maxxisのランディス(米国)が復帰しています。
他のメジャーな選手は、サクソバンクのシュレック兄弟(ルクセンブルク)、コロンビアのジョージ・ヒンカピー(米国)、マーク・キャベンディッシュ(英国)、ガーミンのクリスチャン・バンデベルデ(米国)、クイックステップのトム・ボーネン(ベルギー)、ラボバンクのオスカー・フレイル(スペイン)、リクイガスのイバン・バッソ(イタリア)など。
これから1週間、どんな走りを見せてくれるのでしょうか。楽しみです。
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