'*★ 新型インフルエンザ騒ぎの中、開催されたスペインGP ★*'
F1第5戦スペインGP(2009年5月10日)。
ヨーロッパで一番感染者の多いスペイン。F1スペインGPの開催も危ぶまれましたが、(開催はしても観客を入れない、などと言われていた)、ふたをあけてみたら、普通に観客はいて、開催されてましたね。
今年は、レギュレーション(マシンのルール)が大幅に変わったため、従来、強かったチームが強さを保てなくなっているため、混戦しておもしろいです。
そんな中、フェラーリの苦戦が目立って、開幕3戦ではまったくポイントができなかったほど。変わって「(旧ホンダの)ブラウンGP」「レッドブル」「トヨタ」が力を発揮し始めていますが、今回もブラウンGPが強かった。
「ブラウンGP」というのは、最盛期のフェラーリを操っていたロス・ブラウンが昨年から率いているチーム。ロス・ブラウンのレース戦略は常に注目を浴びていたのですが、その力は今年の「ブラウンGP」でも発揮されている様子。
昨年までの「ホンダ」は、マシンやエンジンはすごくても、レース戦略で失敗ばかりしていたチームです。なので、ブラウンの移籍で、みんな期待していたはず。あぁ、この力が、去年までのホンダで発揮されていれば....もう言うまい、と思いつつ、考えてしまいます(笑)
今回のバトンの優勝は、レース展開を見て、給油作戦を変更(3ストップから2ストップ)して勝ち取ったもので、バトンのチームメートのバリチェロには不本意だったものの、チャンスはあったわけで(何をすればいいのかわかっていた)、それができなかったバリチェロはやっぱりナンバー2だった、というところでしょうか。
さて、フェラーリのマッサですが、終盤、「ガソリンが足りなくなるかもしれない」という展開になり、おもしろかったです(笑)
レース終盤なので、ピットストップをしたらポイント圏外になってしまうため、ガスをあまり使わないようやさしい走りをしなくてはなりませんでした。争うなんてもっての他。
本来なら抜かれずに押さえたのだから褒められるはずが、無線で「そんな走りをしたらレースを終えられないよ」「じゃあ、どうしたらいいんだ」という会話がおもしろかった(笑)
そして、それまで争い続けていたレッドブルのベッテルにあっさり順位を譲る形になってしまいました。
最後にはルノーのアロンソにまで抜かれてしまって。...アロンソにとっては母国グランプリなので、観客は大喜びでした。
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