'*★ F1第16戦中国GPはおもしろかった! ★*'
2007年10月7日F1第16戦中国GP。
もう絶対、今年のタイトル争い(総合優勝)は、中国GPで決定すると思っていました。
ポイントリーダーのマクラーレンのハミルトンが2位のアロンソに12点差をつけていた、ハミルトンはこれまで一度もリタイアしたことがない、中国GPでもポールポジションをとった、という点から。
「今年はなんとなくあっけなかったな」なんて思いながら。
ところがところが、ハミルトンのまさかのリタイア、フェラーリのキミが1位、マクラーレンのアロンソが2位ということで、2週間後のブラジルGPまで、タイトル争いがもつれこむことになりました。
一転して、おもしろくなりました!
もう、次の最終戦ブラジルGPは絶対に見逃せません。
中国GPは全般的に目のはなせない面白さでしたね。
トロロッソのベッテル4位、リウィッツィ6位と、トロロッソを下位チームとはもう言えません。あぁ、ここにアメリカ人のスコット・スピードがいたら.....スコットはトロロッソ代表にたてついたために今季、途中で降ろされました。リウィッツィよりいつも速かったのに。
注目はホンダのバトン。私は今までバトンって好きになれなかったんだけど、だんだん好ききました。
というのも、今季、ホンダはマシンが不調なため、いつも下位にいます。同じく今年不調のウィリアムズのニコとか、レッドブルのウェバーやクルサード、またはトロロッソのリウィッツィやスーパーアグリの琢磨やアンソニーがいるので、下位チームのバトルも見所となってます。
そんな中、バトンのオーバーテイクしたりされたりがとても美しいんですよね。ぴったり並んだまま何メートルも走り続けて、抜かすときはもちろん、抜かされるときも、とてもフェアで魅せてくれます。
バトンは「今年のホンダのマシンはダメ。でも雨が降れば強い」とずいぶん前から言っていて、詳しく読んでなかったので、ただの負け惜しみだと思っていました。
ところが、今年はホンダは空力が失敗していたそうで、本当に雨なら強かったんですね。その証拠が今回の中国GP。バトンは5位につけました。すばらしいです。
あと、注目すべきはハミルトンのリタイア後の行動。リタイアしたあとにクルーのところへ握手しにいったり、幹部に挨拶するパフォーマンスは、もはや、新人じゃないですよね。ほんと、空恐ろしくなりました。
それから、アロンソが2位でもぜんぜん喜ばないマクラーレン代表ロン・デニスとノルベルト・ハウグを見ていたら、マクラーレンがいつも言っている「ドライバーに対して完全に平等」と言う言葉が信じられなくなってきました。最後のブラジルGPでは、お願いだから、平等に振る舞って欲しいものです。
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