'*★ F1第9戦イギリスGP ★*'
2007年7月8日イギリスGP。
昨日の予選で、マクラーレンのルイス・ハミルトンが最後の最後で最速を出したときには、「また、ハミルトン?」って思わされたけど、やっぱり簡単には行きませんでしたね。
先月のアメリカ、カナダを終え、前回のフランスGPから舞台は再びヨーロッパ。F1はヨーロッパで発祥し伝統もあるため、圧倒的にヨーロッパにファンが多いのです。なので、各チームはここで活躍をみせようとします。
ドライバーも、特に移籍してきたドライバーは、最初は新しいマシンに慣れていなかったりするのですけど、このあたりから、確実にマシンに合わせてきます。今年は、フェラーリのキミや、マクラーレンのアロンソ、ルノーのコバライネン、スーパーアグリのアンソニー等。(最初から合わせることのできたマクラーレンのハミルトンは別格)。
つまり、このあたりからは、幸運で勝てるドライバーやチームが少なくなってくるわけです。
今年はマクラーレンのルーキーのハミルトンが、単なる運ではなく、確実に結果を出してきたため、「もしかしたらこの流れのままか?」とも思わされましたけど、ここにきてやっぱりフェラーリのキミやマクラーレンのアロンソの底力(そこぢから)を出してますね。
特に今回のフェラーリのマシンの速さは圧倒的でした。
今年フェラーリで2年目のドライバー、マッサがスタート直前でまさかのエンジンストール。この場合、マッサは一番後ろからのスタート(ピットスタート)となります。
彼は、抜きにくいはずのシルバーストーン(イギリスGP)で、ごぼう抜き。そして最終的に5位。国際映像でも、一時期はマッサばかり写してましたね。
マクラーレンのハミルトンの力は立ち上がりだけ。フェラーリのキミの鬼走りが光りました。どんなときでも、どこでも、とにかく速い速い。これが本来のキミです。ファンじゃないけど、やっぱりこういうキミが見たかったんです!
対するマクラーレンのアロンソ。途中で自ら作戦を変えて一時はトップにでました。が、そこまで。ハミルトンも同じで、ピットストップで2秒ほどロスしたけど、あのミスのせいで勝てなかったとは思えないです。(詳しく調べてみないとわからないけど)
結局マシンの速さがものを言いました。この3人にフェラーリのマッサが絡んでたら、もっとおもしろくなったかもしれないと思うと、スタート時のトラブルが悔やまれます。
以下、イギリスGPの結果と4強ドライバーのポイントの推移です。
1.キミ(フェラーリ) 42→52
2.アロンソ(マクラーレン) 50→58
3.ハミルトン(マクラーレン) 64→70
4.クビサ(BMW)
5.マッサ(フェラーリ) 47→51
6.ハイドフェルド(BMW)
7.コバライネン(ルノー)
8.フィジケラ(ルノー)
9.バリチェッロ(Honda)
10.バトン(Honda)
11.クルサード(レッドブル)
12.ロズベルグ(ウィリアムズ)
13.ブルツ(ウィリアムズ)
14.佐藤琢磨(SUPER AGURI)
15.アルバース(スパイカー)
16.リウッツィ(トロロッソ)
以下、イギリスGP後のコンストラクタ順位です。
1.マクラーレン ★128★
2.フェラーリ ★103★
3.BMW ★56★
4.ルノー ★31★
5.ウィリアムズ ★13★
6.トヨタ ★9★
7.レッドブル ★6★
8.SUPER AGURI ★4★
9.Honda ★1★
マクラーレンとフェラーリのトップ争いは揺るぎないものの、BMWが3位を貫くか、それともルノーが追い上げるか。日本勢のトヨタとホンダは、今年もイマイチですね。でも応援します、もちろん。
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