'*★ チャンプカー サンノゼGP ★*'
家から15分くらいのサンノゼ(San Jose)の市街地をつかってのこのレース、チャンプカー・ワールドシリーズ(Champ Car World Series)があるということは聞いてたけど、はっと気付いたときには、よさそうな席は既に売り切れ。それで、家で観戦してました。朝の4時半起きでF1ハンガリーGPを見たので、今日は一日で2戦見ました。
サンノゼで開催されるのは今年が初めてだそうです。
ドライバーを見ると、知っている名前が...ジャスティン・ウィルソン、クリスティアーノ・ダマッタ、ティモ・グロック。この人たちはF1のドライバーでした。
3人ともなかなかの成績を残していたのに、政治的な理由からF1のシートを得られなかった人たち。やっぱり実力のある人たちはこういうところで健在にレースしてたんですね。特にウィルソンは、一昨年のF1のルーキーで私が注目していた人なので、なつかしいやらうれしいやら。
アメリカのレースではナスカーとIRL以外はぜんぜん知りませんでした。このチャンプカーというのは、インディのレースが分裂して、IRLとチャンプカーに分かれたそう。IRLがオーバル(楕円形)コースをぐるぐる回るのが中心なのに対して、チャンプカーはサーキット(F1タイプのコース)が主だそうです。
さて、このサンノゼ市街地のロードコース、オーバーテイク(追い越し)できそうなとこは一個もなさそうでした。道はせまいし、線路を超えるあたりなどすごくバンピー(ガタガタ)で、一歩間違うと壁に衝突しそうなとこが多く、つまり、ミスなくきれいにレースをまとめる人が勝つタイプのレースですね。実際、完走したのは18人中8人でした。
F1のモナコ市街地を走るコースもそうですが、ロードコースというのは抜きどころがないことが多く、同じとこをぐるぐる回っている印象があるのですが、なぜかとても楽しいんです。事実、ドライバーで「モナコが一番好き」というのは聞きませんが、F1観戦者には「モナコが一番好き」という人が多いのです。このサンノゼ市街地レースも、ルールもよく知らないのに、とても楽しかったです。
レースは、周回数が決まっているではなくて、時間で区切られているようです。残り時間○○分という風に出ていましたから。
フルコースコーション(イエローフラッグ=追い越し禁止走行)になると、ガソリンを入れるためにピットにはいれる時間が決まっていて、F1のようにいつでもはいれるわけではないようです。また、ピットストップのタイヤ交換はF1が1個のタイヤを3人で交換するのに対して、チャンプカーでは1個のタイヤを1人で交換してました。
開催地はアメリカだけではなく、ドライバーもいろんな国の人がいて、国際色豊かシリーズのようです。とても面白かったので、次も見てみようと思いました。
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