'*★ 季節の挨拶状 ★*'
アメリカに来る前も来てからも、毎年、年賀状かクリスマスカードとなる季節の挨拶状を出しています。アメリカに来てすぐの頃、目新しいことが多かったので、こっちで起こったことを詳細に手紙に書いて30人くらいの人に出していたら、反応してくれる人(返事をくれたり、帰国して会ったときに話題にしてくれたり)がいて嬉しかったこともあり、その後も書くのが好きなので、毎年150人くらいにハガキに収まる文章を書いて出していました。
でも、ふと困るのは、反応のない人に対してでした。考えてみると、こっちの経験を一方的に綴っただけだし、1年間を振り返って楽しかったことを見つけて書くので、受け取る人の心情によって押し付けられてると感じるかもしれない。そう思うと書く気もなくなります。でも、書くのは好きだし、喜んでくれる人もいるし...
それで、こっちに来て2,3年たったころから5年くらいの間、前年に返事の来た人だけに出すようにしてきました。返事が来なくても、両親や友達を通してお礼を言ってくれる人には出し続けることにしました。親戚は、返事が来なくても、いらなければ両親や義父母が教えてくれると思うので続けて出しています。
この作業、前年のハガキを全部見直さなくちゃいけないし、(メールで返事をくれてる人もいるので)1年前のメールから読み直さなくちゃならないので、毎年、わり時間のかかる作業でした。でも、おかげで最近では、確信を持って気楽に書くことができるようになりました。今年は、妹夫婦に作ってもらったカードで、クリスマスカードとして出しました。
楽しいのは、返事が少しずつ届くことです。年賀状でくれる人もいるし、手紙でくれる人もいて、2月になっても楽しんでいます。日本を離れて10年近く経ち、一時帰国もあまりしていないので、会えない人が多いのですが、こうやって1年に1度、近況交換できるっていうのはいいものです。
今では、返事が来なくても、アメリカへの住所の書き方がわからなかったり、単なる筆無精という人もいて特に気になりません。3年くらい音沙汰がなければ、出すのを止めてますが。
最近思うのは、きっぱり次の年に出すのを止めていたあの5年間にも筆無精だった人もいたかな、ということです。もし、このページを読んで、「そういえば最近、恵子さんからハガキが来ない」という人がいたら、メールをくれれば、またリストに入れるので教えてくださいね。
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