えっと...実はですねぇ...大陸横断の最終日の話を受けて、私の「暗い話」を5日に分けて書いていく予定で、順番も決めてたんですけど、もはやそれができなくなりました(^^;
理由はですねぇ...書きたいことがたくさんあって(^^;、このまま「暗い話」に時間をさくと、ストレスになりそうなんですよね。
と言うことで、何を書こうとしていたか、ここにまとめて書いてしまいます(^^)
私は、決断は早い方だと思いますが、同時にものすごい計画人間です。なにかをやるときに、計画をたてるのが好きで、それが全体の楽しみの半分くらいを占めるタイプなんじゃないかな。
ところが、今回は引越しが重なっていたことで、リサーチ、特に仕事に関するリサーチができないまま、ほとんど計画はたてられず、ニューヨークを発ってしまいました。
がむしゃらに進んで、到着して、「計画ができてない」と気がついて、呆然としてしまいました。
そして、まったく知らない場所で、初めての土地。前にいたニューパルツなら、1日車を運転すれば、位置関係などはすぐにわかってしまいます。
だけど、シリコンバレーは大きすぎて、例えば、私は到着したらすぐ、郵便局から私書箱(PO Box)をとろうと思っていたのに、自分がどこに住むかもわからないうちは、たくさんありすぎてどの郵便局にしていいかもわかりませんでした。(今もまだとっていません)
ニューパルツにいたときの気晴らしはドライブでした。1時間も運転すると、気持ちが晴れることはよくありました。
ところがここは大きすぎて、迷わないように走るのが精いっぱいです。車線も何本もあって、曲がりたいところで曲がれないこともあったり、来てすぐの頃は、「ちょっとドライブ」ってことができず、ドライブで気持ちを持ち上げることができませんでした。
そして服装。私はかなりラフな服を着ていて、(貧乏学生だったので(^^;)種類も少ない。けど、街中の人たちはいいものを着ているように見えて、ヒッピーっぽいのは全然いない印象(^^;。ニューパルツは学生の町だから、ヒッピーみたいのがたくさんいたんです(^^;
もともと私は、自分のやる気だけが頼りです。それに今回は、「ニューパルツで4年間生活できた」という自信。この2つ以外私には何もない、と言っても過言ではありません。
到着して、ここで生活していく自信はすぐ失われました。
「ニューパルツとここでは規模が違いすぎる。無理だ」
それにともなって、私のやる気もみるみる間にしぼんでいきました。
だからいつも、「ニューヨークでならやっていけた、ニューパルツに戻りたい」と思ってしまいました。
「やる気がなくなったらおしまいだ」と頑張ろうとしたのですが、とうとうなくなりました。
「日本に帰れば家族や友達がいる。1週間くらい日本に帰って、再出発しよう」
でも、私のビザのタイプは学生ビザ。就労ビザは申請中で、まだ届いていません。学生でなくなった今、学生ビザで日本に帰ると、アメリカに戻ってくるときに、入国審査で違法と判断されたら、強制送還されてしまう可能性があります。とくにサンノゼ空港は、仕事を見つけるために入ってくる人が多く、入国審査はものすごく厳しい。
だから、あきらめました。
私はほとんど絶望的でした。やる気が戻ってくるのをじっと待つだけでした。
書くのはちょっと恥ずかしいのですが(^^;、私のやる気が戻るきっかけとなったいちばん大きいものは、たぶん「魔女の宅急便」です。
これはトトロなんかを作った宮崎駿のアニメなんだけど、私はニューヨークへ留学する4年前、続けて20回くらい見ました。
そして今回、久しぶりにまた見ました。5回くらいは見たかな。
その中で、
魔女の修行にでて知らない街でうまくいかないキキに、おともの黒猫のジジが、「この街は大きすぎるよ」と言うところ。
キキがすぐ落ち込んじゃうところ。そしてすぐ立ち直るところ。
キキの魔法の力が落ちて、空が飛べなくなっちゃったところ。
森で出会った画家との会話。「描けなくなっちゃったらどうするの?」「もがき続ける。描いて描いて描きまくる」「それでも描けなかったら?」「描くのをやめる!そして描きたくなるのを待つ!」
こういうところ。
そういうのがなんだか自分と重なって、結局は立ち直るキキを見ているうちに...
私は人より単純な方かもしれませんが(^^;、人間なんてこんなものです(^^;。(←自分を正当化してる?(^^;)
そしてめでたく立ち直った私は、やる気さえあれば、大丈夫です(^^)
...こういうことを5日に分けて書くつもりだったんだけど、そのいちばん最後には、こう書くつもりでした。
“「落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。」(←これ、だれの言葉かわかりますか?)”
って。そうしたら、タイムリーにあきにーさんからこんなメールをもらいました(^^)
メールは長い間書いてなかったけど、ページは更新される度に見てますよ(^-^)。
「魔女の宅急便」でキキが書いた手紙があったよね。あんなメールを書いてくれる、
恵子ちゃんがそんな感じの状況になればいいな。そんなことを考えたりしています。
そうです。この言葉は、キキの、両親にあてた手紙の最後の文です。そして、今の私も同じ気持ちです(^^)
頑張ろうっと!p(^^)q
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