日記’98

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11月 23日(月) 雨

雨のカリフォルニア


6月にここに初めてきたとき、勝手に「カリフォルニアは雨が降らない」と思い込んでいました。

カラッと晴れた真っ青な空...カリフォルニアのイメージ...それだけ...

もともとニューヨークでは、雪の日は傘をさすと雪で重いのでささなかったし、ほとんど車の生活だったので、雨の日でも小走りに走るだけで、ほとんど傘って使わなかったし。

それで、こっちへくるとき、荷物をつめるとき、傘は日本に送り返してしまいました。

だけど...降る降る降る、雨...

雨は好きなんだけど、もう当分見ることはないと思ってた...

雨の中を歩きながら、半年前の、何の下調べも、雨が降ることすら知らないで、カリフォルニアに向かった無防備な自分を思い出すと思い出すとおかしくなりました。

でもあの時だって...

「...4年前、初めての一人暮らしが、日本から15時間も離れた、言葉もろくに通じないところ。ひとりぼっちで。なんて無防備だったんだろう...」

そんな風に思っていました。

無防備だったために味わった、数多くの失敗と成功、そして失敗でも成功でもない事実。そのときなりのいろんな思いがめぐってきて、どんどんどんどん過去にさかのぼっていきます...

思い出の中に入り込めるたらとても楽だけど、今の現実から逃げるわけにはいかないもんね。

私が雨を好きなのは、ちょっと気が弱くなっても、それが自然な気がするから(^^)

降らないと思っていたカリフォルニアの雨...

...よかった。ますますここが好きになりそうです(^^)





American Jokesの更新もしました(^^)



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