日記’９８
[日記検索] [留学日記検索]
日記’９８
9月 27日（日） 曇り ＆ 雨|
素朴な疑問なのですが、
大学卒業後にアメリカに残って就職するなんてことできるんですか？ まず、ビザの意味を説明します。 どの国も、自分の国の国民を守る、ということは第一前提で、外国人が海外から入ってきて簡単に仕事を得ることができたら、その国の国民の仕事をとってしまう可能性があります。 だから外国人が働く場合は就労ビザというものがあり、これは基本的に「外国人でも、この人間でなければ、この仕事はできない」という証明をして、その国から働いてもいいという許可をもらうのです。 例をあげると、アメリカで働く日本人の寿司職人。日本で修行を重ねた寿司職人を、アメリカ国民の中から探すことはできませんよね。だから寿司職人には、日本人であってもアメリカ国内で働いてもいい、という許可がおりるのです。 学生ビザが比較的簡単におりるのは、外国人である学生がお金を払う立場だからで、アメリカの学校が潤えば、まわりまわってアメリカ国民も潤う、という考え方です。 以前、留学生のアルバイトは可能と書いたことがありますが、これは、基本的にアルバイトで得る金額の何倍もの学費を、留学生は払っているからです。 だからもし、アルバイトで学費以上の収入を得る留学生が増えたなら、国、もしくは州は、法律をかえる（留学生のアルバイトを禁止する）でしょうね。 それなら、なぜ、卒業して学生でなくなり、 寿司職人のような能力もない私がここで働けるか？ 私には実は、プラクティカルトレーニングビザ(PT)というものが下りています。 このビザは、学生ビザの一種で、アメリカの大学／大学院を卒業した学生なら誰でもとることができます。 考え方は、「せっかくアメリカの大学を卒業したのだから、実践的な勉強（就職）も一定期間ならさせてあげよう」というものです。 そういうところ、アメリカは懐が深いですね。私の好きな部分です。 それで私も、卒業できたので申請しました。 ただし、このビザで働く許可はおりるけど、仕事を探すことはもちろん、すべてを自分でやらなくてはなりません。 一概には言えませんが、アメリカでの就職の難しさをご存知ですか？100通のレジメ（履歴書）を出して1通しか返事が来ないなんて、ざらです。（私だってどれくらい出したことか．．．(^^;） また、PTビザ取得後、就職しないで一度でも国外にでると、このビザは無効になります。 そして、就職したあとも、税金、保険などの制度の手続き等、すべて自分で調べてやらなくてはなりません。 このビザの存在を知らない留学生もいるようです。宣伝することなどないので、誰からも情報が入ってこなければ、卒業しても申請する資格があることすら知らずに帰国してしまったり。 自国で働くことを選ぶ留学生もたくさんいます。それで、卒業したら誰にでもおりるこのビザも、全員が利用することもなく、うまくバランスがとれているようです。 |
|
やったー!!
"13200"番目の訪問者にあたりました (^o^) 去年の留学ジャーナルの雑誌を見て恵子さんのことはすでに知っていたのですが、 今年の同雑誌を見て恵子さんがホームページをひらいていることを知りました! わたしも来年の９月からアメリカの大学生になる予定なので、 これからも恵子さんのホームページを楽しみにしています! Yuriさん、どうもありがとう(^^)．．．これ、わかる？0123の数字の並び替えね(^^) 最初の留学ジャーナルから、私の存在を知っててくれたなんてうれしいですね(^^)。留学準備で、かなりのことをやった気がすると思うけど、留学生活にはもっともっといろんなことがあります。そしてその後の就職もまた．．．．(^^;．．．．ひとつひとつクリアしていくのは楽しいものです。がんばってね！ * American Jokesの更新もしました(^^)。ちょっと長いけど、単調で面白いです。こんな経験のある人もいるのでは．．．? |
