留学日記’98

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4月26日(日) 雨

子どもとパソコン


3ヶ月くらい前、ベビーシッター先のディビッドとジャスティンのお父さんのデニスが帰ってくるなり、「ケイコ、パソコンを買ったんだ」と、IBMのラップトップ(thinkpad)を見せてくれました。

買ったばかりということだったので、私は My Computer とかの説明を少しして、壁紙の変え方などを教えてあげると、ディビッドとジャスティンも興味を持ったようでした。

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さて、私はここのところ、あまりに忙しかったので、ちょっとでも時間があったら作業ができるように、自分のパソコンを持ち歩いています。

ある日、ディビッドとジャスティンがテレビを見ている最中に、私がパソコンを立ちあげると、ディビッドが近寄ってきました。

「コンピュータだ!覚えてる?前にKeikoがダディに教えてたの?」

(注意:ふつう、お父さんのことは Dad、お母さんのことは Mom と呼びますが、ここの子どもたちは、Daddy、Mommy と呼びます)

「もちろん。あれから使ってる?」

「ダディは職場に持っていって使ってるけど、僕たちには遊ばせてくれない」

私は、「コンピュータはおもちゃじゃないよ」...と言おうとした瞬間、...あれ?...インターネットが遊びだって公言してるのは私だった....考えてみれば、パソコンって一種のおもちゃだよね...そうか、play with(遊ぶ)でいいんだ...と妙に納得して(^^;、

「じゃあ、これで遊んでみる?」

と聞くと、「うん!」と言うので、隣に座らせて、膝の上にのせ、95についてる付属のペイントを立ちあげてみました。

「私もどう使うのかよく知らないけど...」

と言いながら、やっていいこととやっちゃいけないことを簡単に説明すると、うまいことうまいこと。みるみるうちに使い方をマスターして、絵を描いていきます。

最初のうちは、ディビッドとジャスティンが同時に使いたがって、けんかにでもなって、パソコンにぶつかってこられでもしたらたいへんだ、と思って、2人が遊びたがると、「2人一緒にはできないから、今日はダメ」などと言っていましたが、

「かわりばんこにやるから」と、2人で並んでパソコンの前に座り、私がペイントを立ちあげるまできちんと待っています。

めちゃめちゃに描いた模様を見て私が「これは月に見える!じゃあ、黄色にしよう」などというと、周りに星(らしきもの(^^;)をどんどん描いていって、「じゃあ、夜にしよう!」と簡単に背景を青に変えたりします。

そして、私まで順番に入れてくれて、3人でやっているとあっというまに時間がすぎてしまいます。

それから私がベビーシッターに行くたびに「Keiko、コンピュータ持ってきた?」と聞いてくるようになりました(^^)





* American Jokesの更新もしました(^^)



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