前に人気のテレビ番組について書きましたが、今日はその第2段です。 私はもともとテレビが好きなので、アメリカ人と話すチャンスがあると、どういう番組が面白いのかをよく聞きます。 意外にみんな好みにうるさく、「これは面白くない」とか「○○は絶対にやめた方がいい」などとはっきりしています。 だから、ひとりの人がいいと言っても、もうひとりの人は全面的に否定、なんてものも結構あります。そんな中で、私の周りの誰もが否定しなかったと記憶しているものが1つだけあります。 それはシンプソンズ(Simpsons)というアニメマンガです。 お父さんのホーマー(Homer)、お母さんのマージ(Merge)、子どものバート(Bart)、リサ(Lisa)、赤ちゃん(名前忘れた)の一家5人のシンプソン家が繰り広げるお話です。 ストーリーは、日常にありそうなことを常に大げさに描いています。(ありがちというか、ほとんどのコメディはこういう感じですが(^^;) 例えば、バートが象を拾ってきて「どうして家で飼っちゃいけないのか」とラジオで訴えるとアメリカ中が支持者になるとか、トランポリンを買ったはいいけど大勢でやるとぶつかって危ない、とホーマーが言ったすぐあとに100人くらいの子どもが庭中に倒れているとかです。 世の中の人を皮肉ってると言えばそうなんだけど、それを前回書いたサインフェルドのように暗黙に(周知の事実として)わからせるのではなくて、明白に示して笑いをとる感じです。 だから、「くだらないものは見ても意味がない」というちょっと固めの人たちは(彼ら曰く、アメリカのテレビはどうしようもないものばかりだそうです(^^;)現代の人々の心理がわかると納得しますし、単に笑いたい人たちにはもちろん人気があります。 中心はバートという子どもでアニメなので、子どもにも人気があります。ベビーシッター先の7歳のジャスティンまで大笑いして見てます。 もうひとつの特徴は、ものすごい早口です。またそれが現代のアメリカ人を象徴していて面白いのかもしれません。私は慣れるまでちょっと時間がかかりました。でも、どんなお笑いものでも共通していますが、きちんと意味がとれなくても笑えます。 ただ、大人から子どもまで、あれだけの人がシンプソンズは面白いという裏には、私の分析からは読み取れない(^^;、計り知れないものがあるのかもしれません。 |
* ミニアルバムは10日、20日、30日にアップしていますが、2月は30日がないので(^^;、次の更新は3月10日ですm(_ _)m |