留学日記’97

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11月5日(水) 快晴

ハローウィン


10月の最後の日10月31日、先週の金曜日はハローウィン。朝、メールを開けたらいくつか Happy Halloween のメールが届いていて、気分を盛り上げてくれました(^^)。

子どもたちは、ハローウィンの仮装をして学校へ行きます。去年は、たまたまディビッド(小学2年)とジャスティン(幼稚園)を学校に迎えに行ったので、いろんな格好をした子どもたちを見ました。きれいなドレスを着てお姫様になっている子やモンスター、アニメのキャラクター。彼らはそのままの格好で一日中、学校にいます。学校でやることはパーティ(^^)。

中には普通の服装をしている子もいます。最近では悪質ないたずらが増えているためハローウィンに反対する親もいるそうで、そういう家の子どもは仮装もしません。だけど、ハローウィンが近くなると、ベビーシッターの子供たちは自分が何になるかを楽しそうに話してくれます。彼らはものすごく楽しみにしているので、親が反対して仮装できない子はちょっとかわいそう。

アメリカには実にいろんな種類のかぼちゃがあります。pumpkin と squash を”かぼちゃ”と訳しますが、どちらもたくさんの種類があります。ハローウィンが近くなると、あちこちで大きなオレンジ色のかぼちゃを売っています。これは飾り用で食べられません。大きなおじさんがいくつもかついで買って帰る光景をみると、ハローウィンが近づいてる(^^)ことを感じさせてくれます。ベビーシッター先でもそういうかぼちゃに絵を描いたり、くり貫いたりして顔をつけていました。ハローウィンは人を怖がらせなくてはならないので、笑った顔はダメなのですって(^^)。

私はハローウィンはこれで4度目なのですが、最初の2年はアパートに住んでいて、アパート自体がハローウィンに反対していて子どもを来させなかったので、実質2度目です。今年は私がおやつを用意しました。去年は子どもが予想以上にたくさん来て、途中で足りなくなってたいへんだったので、多めにキャンディを買ってきました(^^)。

子どもに付き添う親も仮装していたりします。夕方、買い物を済ませて帰る途中、私の車の前でマントをつけたお父さんが剣をふったので、おかしくて大笑い(^^)。。。急いで帰ってくると、向いの家に住むローラが落ち葉を掃きながら、"Are you ready?"と聞いてきました。ハローウィンに賛成する家は、飾り付けをしたり、夜になると門灯をつけて子どもを歓迎することを示します。

夕方5時くらいから子どもたちが来はじめます。仮装した子どもたちが"Trick or treat?"(いたずら?もてなし?)と聞いてくるので、大人は用意していたお菓子を差し出します。お菓子を出さなければ子どもたちはその家をいたずらしていいのですけど、お菓子を用意していない家なんてありません(^^)。ダグが子どもの頃は子どもだけで回ったそうですが、今では必ず親がついています。やはり変質者などもいるので、子どもだけでは危ないそうです。今年も100人くらい来ました。

私は7時半に出かける予定があったのですが、次々と子どもがノックするので、なかなか着替えができなくて約束に遅れてしまいました(^^;。

子どもだけではなく、学生も大学内で朝から仮装していたりします。夜になるとダウンタウンではだいたいパーティがあります。私は家から30分くらいのPoukeepsie(プーキプシー)にあるモール(ショッピングセンター)で買い物をしたあと、映画を見てきました。Devil's Advocate。アル・パチーノとキアヌ・リーブズが主演。映画の感想は近いうちに日記に書きますね(^^)。

家に帰ってきたのは夜中の1時過ぎ。私はハウスメートのキティとジャッキーにちょっとした Halloween gift を用意していたので渡しに行くと、二人一緒で"Happy Halloween!"と私に gift をくれました(^^)。彼女たちは完全な夜型なので、こんな時間でも起きているんです。皆、出かけてきたので、余韻に浸って3人でまた飲みました、、、が、私は普段12時に寝る(-o-)。oO...zzzので、2時過ぎにはダウン、シャワーをあびて3時前には眠りました。二人は4時過ぎまで話していたそうです(^^;。

これが私のハローウィンの一日です(^^)。

私は日本の行事では、七夕と雛祭りが季節を感じさせてくれるので一番好きですが、アメリカの行事では、ハローウィンが一番好きです。それは、楽しみたい人は子どもからお年寄りまで、みんなが楽しめるからです。子どものいる家庭はもちろん、学生はパーティ、働いている人も仮装してるし、子どものいないお家ではとても凝ったお菓子を用意して子どもたちを迎えます。イースターやクリスマスには宗教が絡んでくるのですべての人が祝うわけではないし、アメリカの感謝祭(日本のお正月にあたる)や日本のお正月やクリスマスは派手な反面、一人で過ごさなければならない人にとっては、どこか寂しさが感じられます。でもハローウィンだけは、楽しみたいと思った人は誰でも楽しめる行事のような気がします。この行事だけはいつまでもなくならないで欲しいと願っています(^^)。







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