..*..*.. 2002年5月4日(土) 晴れ ..*..*.. アメリカに住んでるアメリカ人にとっては当たり前で、私には最初よくわからなかったもの、それは Jury Duty です。 よくアメリカの裁判ものの番組なんかを見ていると「陪審員」って出てくるでしょう?「善良な市民」って聞いてたけど、どんな人たちなのかは知りませんでした。でも、本当に「一般の市民」でした。 その召集方法もとっても簡単。ある日、手紙が来て、それを送り返すと、日時が指定され、指定された場所に行き、そして陪審員になるんです。これはアメリカ市民だけのことで、たとえば、私はアメリカの市民権を持っていないのでなれません。でも、最初の手紙は私にも来たことがあります。こっちに来てすぐのことでなんのことなのかわからなかったのですが、「アメリカ市民でない場合は送り返さなくて良い」と書いてあったのでほっておいたのですが、それが、「陪審員召集」の手紙だったようです。 アメリカ市民の場合は、この手紙が来ると拒否できません。場所や日程の変更もできなくて、仕事も強制的に休むことになります。その裁判が終わるまで、毎日行かなくてはならないので、Jury Duty に指定された人は1週間くらい急に会社に来なくなります。「あの人はどうしたんだ?」「今、Jury Duty なんだ」という会話は日常にあります。 一度、うちの会社でも、その人にしかできない仕事なのに Jury Duty に行ってしまって、とうとう会社全体のスケジュールが1週間遅れた、なんてこともありました。どんなに損害が出ようとも、拒否できない制度らしいです。 裁判が長引くと、2週間くらい拘束される人もいるらしいです。と思ったら、この前、Jury Duty で呼ばれた友人は、裁判がキャンセルになって、1日で帰ってきたってこともあります。 追記: 2005/10/5にもっと詳しい内容を載せました。 |