日記’98

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10月 31日(土) くもり

待ち合わせ(2)


そういうことがあったので、今回は、迎えに行く直前に電話で確認をとりました。

地図を見ながら家の位置を確め、彼女のマンションが私の家から10分もかからないで行けるところだったので、でも大事をとって、15分後の約束にしました。

これが9時。彼女にはマンションの前の門までに出てきてもらうことにして、約束は9時15分

行く前に部屋番号をメモしようとして、「間違いようのない約束だな」と思い直して、メモしないまま出たのでした。

高速に乗って2つか3つめの出口。

「あれ?」...なんとその出口が閉鎖しているではないですか。

けど、あわてることはありません。出口の閉鎖なんてしょっちゅうしています。「よかった、15分みておいて」...そう思いながら次の出口で出て回って、反対方向から戻って出ました。

ところが....

その日はなんと、マラソン大会だったのです。私が降りるはずの出口の前を次々と人が通っていき、走っている人をとめるわけにはいかないのか、人が切れるのを待って、車がやっと1台づつ出られるようになっています。

なかなか進まず、やっと出たときには、すでに9時20分

急いでいるのに、このマラソン大会のため、ものすごい車線規制をしていてなかなか進めません。

...9時30分すぎ。

「早く行かなきゃまた会えなくなる」私はあせりはじりました。

ところがなんと、あと曲がり角2つというところで、強制的に車両通行止めとなり、すべての車が右に曲がらさせられていました。

私はジェスチャーで、「どうしてもまっすぎ行きたい!」と示してみせたのですが、交通規制の人は首をふり、右へいくように指示します。

実は約束の道路は一方通行で、そのまままっすぐ行けて右に曲がるのなら問題ないのですが、手前で右に曲がってしまうと次の道から左へ入ることはできないのです。

でも右に曲がるより他にありません。

ここはサンノゼのダウンタウンで、一方通行が多く、地図もわかりにくくて、一度迷い込むとさっぱりわかりません。

地図を見て、同じところを行ったりきたりして、とうとう奇跡的に(^^;その通りの300メートルくらい先に出ることができました。

9時50分すぎ。

そのまま車を停めて、歩いてマンションの前に行きました。

なんと、待ち合わせの通りがマラソンのコースになっていたのです。

「だめだ、もういない...」

周りの人に電話のあるところを聞きましたが、誰も知りません。車を出したら、もう2度と戻ってこられそうにありませんでした。

部屋番号をメモしてこなかったことをどんなに悔やんだことでしょう。

あとは、門の前でひたすら待つことにしました。

その15分後、彼女が出てきたので会うことができました。

彼女は30分、門の前で待っていて、あとは私の電話待ちをしようと部屋に戻ったのです。でも、私からの電話がこないので、様子を見に出てきたところでした。

こうして私は、家から10分以内で行ける場所の待ち合わせで、1時間以上かけてやっと会うことができたのでした。

...ちなみに、こういうマラソン大会は、家を出る前にテレビをつけていればやっていたのかもしれませんが、日本のように「○月○日はマラソン大会のため車両規制します」などと高速道路に出ることはありませんm(_ _)m





* American Jokesの更新もしました(^^)



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