私はちょっと前まで、絵を見るのは好きでしたが、好きな画家というと印象派のルノワールくらいで、抽象画やそれ以上になるとちんぷんかんぷんでした。 ある日、赤瀬川原平という人の名画読本(光文社)という本を読みました。 そこには、「絵を見るときには自分の部屋に飾りたいと思うかどうかを考えて見るといい」と書いてありました。 なるほどと思って、そういう目を持って見てみることにしました。 そして、スペイン旅行に行ったときに発見しました(^^) 「私ってミロが好きだなぁ...」 ミロの絵は、どれも「はっきりした色づかい」で、シンプルで「清潔感」がある。私ってこう見えても(どう見えるかはわからないけど(^^;)、結構、清潔感を大切にするんです。 特に、白と赤と青の色づかいがいい。 そして、さらに見ていくと、「色の置き方に迷いがない」。 あれだけシンプルだから、どこにどの色を置くかによって絵の雰囲気がガラッと変わりそうなのに、全然、消したあととかがない。 「この人ってポジティブな生き方をしたんじゃないだろうか」 そう思って、博物館にあった簡単な経歴を読んでいくと、「60歳とか70歳をすぎてもいろんな活動をしてる」、寄付もしてる。 もちろん人間だから、迷いや失敗もたくさんあっただろうし、他の画家におとらず苦悩なんかもあったと思うけど、いくつになっても「前向き」な生き方をしてる人って魅力がありますよね(^^) そして最後にあった一枚の写真。おじいさんなんだけど、今にも冗談を言いそうな笑い出しそうな顔。 私ってこう見えても(^^;、「ユーモアのセンス」を大切にするんです。 それですっかり、ミロが好きになってしまいました。 「いつか部屋に絵を飾れるようになったらミロを飾ろう」 そう決心したのですが、就職して自分の部屋をもった今、見つけたのは別の人の絵...(^^;...そのことは、次の日記に書きます(^^;(←結構しまりがないね(^^;) だけど、ミロは、初めて好きになった抽象画家です。いつか、ミロっぽいシンプルな時計を探して、自分の部屋に飾りたいと思っています(^^) |