日記’98

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9月 13日(日) 晴れ

引越し(3)


自慢をしちゃいけないと思いつつ、最近、特に、貧乏自慢をしてしまいます(^^;。(いかに自分が貧乏だったかを話すことね(^^;)

私はここに来た当初、自分がどのくらいアメリカで過ごすことになるのかわからないので、できる限り切りつめていました。

初めて寮を出たとき、そのアパートには家具なんてついていません。最初の1週間は、床の上に寝ました。

1週間後、ごみ置き場にマットレスが捨てられているのを発見して、拾ってきて、やっとそれが私のベッドになったのです。

最初から、人が捨てたマットレスを見つけるまでは床に寝るつもりでいたので、とっても嬉しかったのを覚えています。

でも、捨てられただけのことはあって、寝心地はよくありませんでした。が、それから1年半はそのマットレスを使いました。

ダグの家を見つけて移ったとき、待望の家具つきの家だったので、それまでのマットレスは捨てました。が、新しいマットレスもぼろぼろで、バネが背中にあたって寝心地は最悪だったけど、2年半がまんしました。

「買えばいい」と思うかもしれませんが、1万円以内で買えるマットレスだって、ひとつ買い始めるときりがなくて、なんかどんどんいろんなものを買ってしまうのがこわくて買わなかったんです。

当時のルームメートのジャッキーと、「痛くないベッドで眠れる日が夢」(←大げさ(^^;)と、話していたものです。

さて、そういう思い出があるので、「自分で稼げるようになったらまず、マットレスを買いたいp(^^)q」と思っていました。

その日がやっと来ました。

エアベッドを買いました。これは、空気を入れてつかうもので、今後、また引越しがあっても持ち運びが便利だと思って買ったのです。

引越しの前日に空気を入れておきました。

が、なんと!...当日行ってみると、空気が抜けているではないですか!

不良品だったのです!

なんてついてない私(^^;

その足で返品、マットレスを買う決心をしました。

夢にまで見たマットレス!

日本でいうシングルサイズのベッドのことをこちらでは、ツインサイズといいます。そしてそれより一回り大きいベッドをフルサイズといいます。

私は、ニューヨークでの4年間、ツインでつらい思い(^^;をしてきたので、もうツインは見るのも嫌でした(^^;

それで、フルサイズのマットレスを買うことにしました。

そこでハプニングがおきました。

車につんで持って帰ればその日から使えるというので、そうすることにしたのですが、私の車のチェロキーを見て、屋根に積まなくても車の中にも入るというので、中に入れてもらうことにしました。

「さあ、もう少しで完了」というときに、ドアを閉めたら、なんと、開くはずのない後ろの窓がとれたのです!

私は思わず吹き出してしまいましたが(^^;、笑っている場合ではありません。

つんでくれた人がお店の人を呼びに行って、4、5人の大男が出てきて、ああでもないこうでもないといいながら直してくれました。

「こんなことは初めてだ」というので、私も負けずに、「こんなことは初めてだ」と言いました(^^;

まったく!...どうして私ばかり、こういうおかしなことが起こるんだろう(^^;









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