アメリカに来てから本やマンガを読むことなんてほとんどなかったんだけど、この前久しぶりに「加治隆介の議」(弘兼憲史著 講談社)を借りました。 「課長・島耕作」と同じ作者ね。 島耕作は、7、8年前に読んだんだけど、主人公が日本の大企業の有望な若手課長で、一人の人間に起こるとは思えないようなことが次々起こる−−そこらへんのビジネス小説をマンガ化したようなストーリーです。なかなか面白かったです。一晩か二晩で十何巻か全部読みました。 「島耕作がどうしてあんなにもてるのかわからない」という声も聞きますが、私はわかります(^^;。だって、かっこいいもん、やっぱり(^^; でも、島耕作は所詮ビジネスマンっていうか、よくわからないところがありました。やり方はスマートだけど、それだけっていうか(^^; ...わかると思うけど、私は、マンガや小説にも入り込むタイプです(^^; 今回読んだ加治隆介というのは、政治家のお話です。主人公は九州出身で、元細川首相をモデルにしてるんですね、きっと。細川さんが活躍してたのは私の留学前なので、なんとなく覚えてます。 主人公は政治の理想を押し通すタイプで、ひとむかし前なら「こんなことありえない」って思わせそうだけど、細川時代とダブルので、「あるのかも」と思わせるところがにくい(^^) まだ7巻までしか読んでないんだけど、加治隆介は気に入りました。主人公が政治家だから、わりと自分の信念を全面にだしてるところとか、人柄とか、全体の雰囲気もいいですね。 島耕作と違って、加治隆介がしゃべってることには矛盾を感じないというか。実は、ところどころ感動して涙ぐんでしまいました(^^;。 でも、いつも思うんだけど、島耕作にしても加治隆介にしても、登場する女性が、男性に向けて、っていうか、男性の好きなタイプに作られてると思いません?(^^; まぁ、弘兼憲史の奥さんのさいもんふみ(だっけ?漢字がわからない(^^;)のマンガに出てくる男性は、女性受けするように描かれている気がするので、おあいこか(^^; 以上、私の勝手な見解でしたm(_ _)m |