留学日記’98

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5月2日(土) 春雨

警官に呼び止められた日・その1


おとといの夜、近くの町の Poukeepsie まで行きました。家から30分くらいで、ショッピングモールがあるので週末にはよく行きます。

一緒に行ったジャッキーと警官に呼び止められた話をしていた、ちょうどそのとき、向かい側から来たパトカーがUターンするのがバックミラーに見えました。

5分くらいして、料金所の手前でふと見ると、なんとそのパトカーが私のすぐ後ろにいるではないですか。パトカーが自分の後ろにいるのはいい気持ちはしませんよね。でも、1車線だったので追い越してもらうこともできずに、料金所にはいるまでずっとそのパトカーは私の後ろについていました。

さて、料金所を超えると、そのパトカーがまだ私の後ろについているので、追い越してもらおうと車線を変更しました。なんとそのパトカーも車線を変更するではないですか!

私はジャッキーに「あの車、私をつけてる気がする」と言うと、「そんなはずはない、でも車を寄せて(停めて)抜かしてもらった方がいいかも」と言うので、路肩に車を止めました。

すると、なんと、パトカーも止まりました。警官が降りて、私の車に向かってきました。

私はショックでした。でも、悪いことは何もしていないので、どうどうと「何かありましたか?」と聞くと、「今、説明する。免許を見せて。」と言って、私の免許と車の証明、車検の証明を点検しました。

となりでジャッキーは、"Oh, my god! Oh my god!" と何度も繰り返していました。

私は「スピード違反は絶対にしていない。何が悪いのか説明して欲しい!!!」と言いました。

なんと私の車の右側のライトが消えていたのです。

この国では、自分の車のメンテナンスは自分でします。ライトがついていなのは、私の点検不足です。

わたしはぎょっとして「1月に車検をすませたばかりで、全く気がつかなかった。きっと、昨日消えたんだと思う!!!」真剣な顔で主張しました。

すると警官はにっこり笑って「今日は注意だけだ、チケットを切らないから安心して」と言い、去っていきました。

私はお礼を言ってそのまま車を走らせましたが、ジャッキーが「チケットを切られなかったなんて、とてもラッキー」と言いました。

違反したのは私なので、チケットを切られても文句は言えません。ほんとうによかったです(^^)

....そのあとすぐの私たちの会話。

「ねね、あの警官ハンサムだったね。」
「親切だし、かっこいいし、もう少し話したかったね」
「しまった!チャンスを逃したかも。。。」


....








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