留学日記’98

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3月30日(月) 暑い!ノースリーブ続出!

3月の映画


映画は手軽な息抜きなのですが、今月もあわただしく日々が過ぎ(^^;、見たのはたったの1本でした。

タイタニックで人気絶頂なのに、オスカー賞にはノミネートもされなかったレオナルド・デカプリオ(Leonard DiCaprio)主演のThe Man in the Iron Maskです。

この映画は、原作がアレキサンダー・デュマ(Alexandre Dumas)という人でフランスの文学作品だそうです。

舞台はフランス革命の前のルイ14世のころ。フランス市民は飢えに苦しんでいる絶頂のころです。国王(デカプリオ)は見向きもしないで遊んでばかり。

その裏には隠された秘密がありました。ここからが物語。実は国王は双子だったという設定です。

あとつぎがいると国が混乱するという理由から、別々に育てられ、一方が17歳(くらいで)国王に就任すると同時に、もう一方(デカプリオ:2役)は理由も聞かされないまま、仮面(Mask)をはめられ、牢屋に閉じ込められて6年がたちます。

国王は自由気ままに、自分が気に入った女性クリスティン(Judith Godreche)を手に入れるために彼女の恋人に死刑を命じます。その恋人の父親が怒り狂って、国王を陥れるようと、牢屋に閉じ込められている国王の弟を救出し、教育して、すりかえる計画をたてます。

父親の友人たちも現在のフランスの情勢を嘆いていて協力します。

若いルイ14世の弟のフィリップ(デカプリオ)と、彼をとりまくベテランの Gerard Depardieu、John Malkovich、Jeremy Irons、Gabriel Byrne が、それぞれいい味を出していました。(この人たちは有名らしいのですが、私は知りませんでした。)

設定では、ルイ14世以外はみんないい人だったので、安心して見ることができました。ただ、クリスティンと国王の母親(Ann Parillaud)は悲哀を秘めていましたが。

私は、文学作品であることとフランスの歴史からして、悲劇だと信じ込んでいたのですが、さすがアメリカ、そういう部分ばかりではありませんでした。

デカプリオはやっぱり美しくて髪の長い国王をうまく演じていました。でも、一緒に行ったジャッキーによると、彼をとりまく4人がうますぎて、デカプリオのフランス風のアクセントがきちんとできていないのが耳についたそうです。

フランス革命あたりに詳しい人にとっては、ちょっと薄っぺらいと感じるところもあるかもしれませんが、ドラマ仕立ての映画として見るとなかなか面白いものだと思います。

英語が母国語でない人(私)にとってはアクセントも耳につかないので、私は楽しめました(^^)





* 今週のAmerican Jokeは、多少アメリカの背景を知っていないと面白くないかもしれません。アメリカ人は、自分の宗教に関係なく "Oh, my god!" とか "Jesus Christ!"ということを心に留めて読んでください(^^)

* 今日更新のミニアルバムでは、学校を裏側の池のふち。さて、私はなにをしているのでしょう?(^^;



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