3年前のこの時期、初めて大学の授業をとった私に、ドミニカ共和国から来たローズマリーはよくしゃべりかけてきました。 ある日、授業にいくと彼女が深刻な顔をして「話がある」と言いました。 「自分は大きな問題を抱えている。お金を貸してくれないか」と言うのです。 彼女が唯一話しかけてきたクラスメートだったこと、彼女はこの学期が最後でこのコースを終えないと卒業できないこと、ちょうど移民を申請中だったこと、つまり悪いことはできないだろうという理由から私は貸すことにしました。 貸したのは60ドル(約6000円)。この金額はアメリカでは大金です。ちょっと貸すなどというものではありません。 私は、彼女の学生証から、アメリカに長期滞在する人なら誰でももっているソーシャルセキュリティナンバーを書き写し、「恵子からお金を借りた」と書かせて署名をさせました。
「いつ返してくれるの?」 予想通り、4月の最後の授業の日にも、彼女から話しかけてはきませんでした。
「4月中に返してくれるって言ったよね」
「どこの病院?」 私はこれを思い出し、私が今ひっこんだら、ローズマリーは日本人はちょろいと思うだろうと思い直して、次の戦略に出ることにしました。
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* American Jokesの「人生の公式」(「初級数学」から改名(^^;)にはたくさんコメントをつけました。いろんな意見があって面白いものです(^^)。また、前回出した「歯医者の予約」は、直訳ではなく私の実体験ををつけてみました。お気に召すでしょうか?(^^; * 前回の日記をアップしたあと数時間、カウンタがまたくずれました(^^;。その間に「00000番とりました」と報告してくれたのは来年1年間の留学が決まっているYUKIさん。 「働くようになって、お金を貯めて、恵子さんの様に留学するのが夢です(@^^@)そして恵子さんみたいな留学HPが持てたらいいなぁ・・・なんて思ってるんですけど」
どうもありがとう。何年か後の予定ってステキ(*^^*)。HPができたら教えてね(^^) |