留学日記’98

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3月9日(月) 暖かい雨

発音の先生


2年前の夏、発音の学校に通っていましたが、その先生について思い出したことがあります。

先生の名前は Gianni Dumicich と言って、アメリカでは知る人ぞ知る有名人だそうです。

生徒に発音を教えてるだけではなく、ハリウッドのスターたちにアクセントを教えることも仕事の一つだそうです。

私がコースをとっていたときも、終わったらボストンに行って講師をしながらなんとかという俳優の発音の指導をして、1年後にはまた帰ってくると言っていました。

スターたちの名前を何人かあげていたのにほとんど覚えていないのが残念ですが、ひとり印象深かったのはメリル・ストリープです。

彼女が何かの映画で、アイルランド訛りの英語をしゃべる役をしたときに、なんと28時間だか36時間(正確には覚えていないのですが(^^;)、寝ないでぶっ続けで特訓したそうです。

彼女はそういう風に集中的に学ぶトレーニング方法で、いくつもの方言をしゃべれるらしく、映画界での評価も高いそう。

そういう説明をしたあと先生が私たちに言いたかったことは、普段から言葉には気をつかっている大スターでさえつきっきりで何時間もかけてようやく完璧になるのだから、週に1時間、2ヶ月間のこのコースをとったからと言って、発音がすべて直るとは思わないようにということでした。

始める前ってやってさえみれば何でもできるような気持ちになるんですよね。おかげでちょっとほっとしました(^^)





* アメリカン・ジョーク更新しました。



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