アメリカ東海岸では、オリンピックの放送は夜の8時から11時の毎日3時間、国営のCBSが報道します。 あたりまえと言えばあたりまえですが、主にアメリカ人のことばかりで、話題になると他の国のことも流す程度です。熱心に見ている人ならともかく、私のように適当に見ているという人間にとっては、このCBSで日本人の話題を聞けることは滅多にありません。 が、先日の男子ジャンプの団体戦、これは、金メダルをとった次の日の17日(火)にたっぷり1時間かけて流してくれました。 メールで聞いていたので日本が優勝したことは知っていましたが、アメリカにはほとんど関係ないですよね。だから、せいぜい10分くらいかなと思っていました。 ところが今回は、最初から日本に焦点をあてて、ドラマチックに放送してくれました。私は驚いて、家主のダグとハウスメートのジャッキーのドアのノックし、"Japan, Jump, Team, exciting!!"とわけのわからないことを叫んで(^^;、自分の部屋へ戻っていきました。 まず解説で 「どの国にとっても注目する種目はありますが、日本にとってはこのジャンプ団体(Team competition)がそれでしょう。日本は個人より団体に注目するところがあるように見えます」 とはじまり、原田の1回目のジャンプを流れました。 "Nothing. Very short. All of Japan just groaned." (その前からやっていたかもしれませんが、私はこのちょっと前からテレビをつけたので前の2人のジャンプは見ていません。) 他の国の競技が続く中、船木が個人で優勝してメダルを受けるときの花道を歩いているシーンが流れ、船木のジャンプが安定していることが示されました。 チームの他の誰かがジャンプをしているときに、(原田を含めた)仲間が控え室から見守っているシーンが流れ、 2回目のジャンプがはじまって、オカベ、サイトウのジャンプが成功で終わったところで、 原田のリレハンメルからの経歴が、ちょっと悲しいような音楽とともに説明されました。 そして、原田の準備しているシーンとともに 「この時点で、彼がどんなジャンプをするか誰にもわかりません。でも、これが彼の人生で一番たいせつなジャンプになるでしょう」。 ここで長〜いコマーシャル。 他の国の選手がジャンプするごとに原田の顔が写り、 原田のジャンプ! 「ほとんど泣いています」という放送とともに、ラストの船木の準備する姿が大写し。 そして他のどこかの国がメダル決定で喜ぶ姿が流れたあと、再び解説で 「72年にサッポロで1位、2位、3位をとったときに、これ以上の日はないだろう、と言われました、、でも今日はそれに値する日になるでしょう」 船木のジャンプ! 私は知っていたけど思わず叫びました\(^^@)/。ダグとジャッキーも、声を出しながら拍手をしてくれました。 4人が抱き合うところが写されたあと、原田の泣き顔が大写しになって、 「忘れられない一日となるでしょう。特に彼にとっては」 「原田は普段、いちばん笑う(laugh)しにっこり(smile)するけど、今日は喜びに泣きました(tear of joy)。」 日本では盛り上がったんでしょうね(^^) 最後に解説者がひとこと。 「ところで、日本ではこの放映が何度も何度も何度もされました。2ヶ月後に日本に来ても、まだこれが放送されていることを保証します。」 。。。。。ひとつ気になったこと(^^;、、、原田が大写しになったりエピソードは感動的だったのですが、どうにも泣く雰囲気にはなりませんでした。 それはどうも、解説者が原田の名前をだすときには常に、 "Happy" Harada または、Masahiko "Happy" Harada と言っていたからです。優勝してから "Happy" をつけるならわかるのですが、ほとんど最初から最後までこう呼んでいました(^^;、、、親しみを込めていたとはいえ、、、これは彼のニックネーム?、、、でもたぶん、アメリカ人が勝手につけんだろうな〜(^^) |
* ヴィヴィアンさんの語呂合わせ(^^) う〜んこの間は運が良すぎたか・・・(^^)と思いましたが、 やっと(?)またまた、面白NO.にあたりました。それは 1938(いくさや) (戦争いや) オリンピックの話題の日に、ちょうどいい語呂をとってくれてありがとう(^^) |