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'*★ Tax Return(税金の申告) ★*'


..*..*.. 2002年4月14日(日) 晴れ ..*..*..


明日は、税金の申告(Tax Return)の締め切りです。先週から、テレビのニュースでもしょっちゅう呼び掛けています。

この国では、経営者や個人経営者だけでなく、仕事をもっている人は全員、自分でしなくてはなりません。私も働きはじめてからは毎年やっています。書類の記入は自分でもできるのですが、ややこしくてわかりにくいので、私はいつもお金を払って税理士さんに頼んでしまいます。

仕事につくと、まず、税金を(前もって)どれくらい払うか、という選択をさせられます。私は入社したときは意味がよくわからなかったので、最も一般的な選択をしました。その選択に基づいて毎回の給与が支払われていきます。でもこれは、あくまでも予測の税金の金額です。税金を少なめに払う設定をしていると、Tax Return のときにたくさん支払わなくてはならないし、反対に多めに払っておけば、Tax Returnで戻ってくるのです。

前年度の1年間の分の精算を、次の年の4月15日までにしなくてはならないわけです。カリフォルニアでは、federal(国) と State(州) の2か所に申告します。その締め切りが明日。2001年分の Tax Return の締め切り日というわけです。

毎年、その年が終わると、会社からW2フォームというものが送られてきます。私にも、2001年分のW2フォームが1月に送られてきました。また、銀行や、その他、収入を得た場所があると、そこからも送られてきます。郵便事情が悪く、紛失してしまう場合もあるので、その場合には自分で取り寄せなくてはなりません。

そのW2フォームを元に自分で郵便局から申告用の書類をとってきて記入するか、私たちのように税理士さんに頼むかどちらかになります。カリフォルニアでは、結婚すると夫婦で申告しなくてはなりません。(他の州では、夫婦で申告するか、別々に申告するかを選べるらしい)

自分でやるので、この Tax Return では、いろんな選択や戦略ができます。

後で支払うのが嫌な人は多めに支払っておいてたくさん戻ってくるように設定もできるし、1年の間に支払う額をときどき計算して、税金の払い方その都度変えて、差引を0にしている人もいるそう。

また、こちらの人がよくやっている方法では、税金をできるだけ少なく支払う方法を選んで手取りを増やし、銀行に預金できる額を増やします。そうすると、利子が増えますよね。申告時に支払う方が、前年1年分の税金の分も銀行に入れて利子にできるので得だそうです。ただ、銀行で解約できるタイミングをはずしてしまって思わぬ損をしたり、借金をしているようでイヤ、という人もいるみたいです。

この方法だと、できるだけ銀行に長くいれておいた方がいいので、申告はギリギリにやる方が得です。だから、毎年、4月15日にギリギリにやる人が多くて、郵便局には長い列ができるわけです。ちなみに、Tax Return の書類の消印が4月15日であればいいんです。

私たちの場合は特にそういうことをしていないので、W2フォームが届いたらいつでもはじめられます。でも、面倒なので「まだ大丈夫」となかなかはじめなくて、1月からはいつも心のどこかにひっかっかっている状態になります。3月くらいになって、周りが「自分は終わった」という話が出始めると、みんなやりはじめます。

うちは3月の終わりに終わらせました。終わってしまうと、2か月分くらいの心の重みがとれてすっきりします。みんな、そんな感じみたいです(^^;

でも先週、「週末どうするの?」って聞いたら「Taxをやる」と言っている人が結構いたので、今頃、修羅場の人も多いんじゃないかな?あぁ、終わってよかった(^^)




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