枯れた心


2000年2月1日(火) 晴れ


1月は、たった2回しか更新しませんでした。なんにも更新してない間にも、延べ1000人もの方が訪問してくださって、なんだかとっても嬉しいです。そういう気持ちって心に沁みるんですよね。どうもありがとう。

ここ半年くらい、私の中からうまく言葉が出てきませんでした。それまでは、私の中からあふれるように言葉が出てきて、書いても書いても足りなくて、この日記も、どこを削るかで困っていたくらいなのに、今はしぼりだしてやっと、ほんの少しの言葉が出てくるくらいになってしまっていました。

自分自身のためにつけていた私の日記も、11月からは1日もつけていません。私の中から、『言葉』がどこかに逃げ出してしまったみたい。追いかけようにもどこに行ったのかもわからない、そんな生活。

今の気持ちを詩にできるかしら?そう思って、ペンをとってみたけど、もっと残酷。1行も書けません。以前は、誰にも見せなくても、詩のフレーズがいくらでも出てきていたのに。

枯れた心から、落ちる涙は、作り物のありふれたドラマを見るときだけ。本当に感動したときも、泣きたいほどつらいときも、涙は一滴も落ちません。

でも、そういうときにも、こうやって毎日訪問してくださる方がいるのって、とっても嬉しいんです。だから、書き続けようって思っていられます。どんなときにも、どんなペースでも、やめてしまおうなんて思ったことはありません。本当にありがとう。

そして、私の周りの私を支えてくれている人たち。今まで出会ったすべての人にお礼を言いたい。どうもありがとう...出会いがあって別れがある、それはわかっている。でも、別れのこない出会いだってある。今はそういう出会いを大切にしていきたい。

最近、私の好きな武者小路実篤を読み始めました。「若き日の思い出」を読み終わって、今は、「幸福な家族」。少しずつ、ゆっくりしたペースで、自分自身がよみがえってくるようで、お願いだから、このペースが壊れないように...








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