新しい一歩


9月30日(木) 晴れ


昨日の日記に、(少し)反響をいただいて嬉しかったです(^^)

高校生や大学生だった頃、私の周りには毎日毎日いろんなことが起こりました。「小さなちょっとした出来事とその気持ち」。私にはそれが楽しくて、本にして人に話して聞かせたら面白いだろうな、って思っていました。でも、忙しくてできないから、「そうだ、ずーーっと年をとって時間ができたら書こう!」なんて思っていました。

だけど日記をつけたりメモをとったりすることがなく、社会人になり、それなりにいろんなことが起こって、または何も起こらなくなって、はっと気がついたら、何をあんなに「いろいろなことが起こる」って言ってたのかわからなくなってしまいました。

もちろん、大きなことや、大きい心の流れは覚えているし、ときどき断片的に思い出すけど、でも細かいところや、感動したときの気持ちなんかをきちんと思い出せないのです。反抗期の気持ちすら、あのときはあんなに明確に理解していたのに、そしてどうにもできなかったのに、そういう気持ちすら、今ではうまく思い出せないのです。

でも逆に、思い出せなくてもいいんだと思います。はっきりと覚えている、ということは私にとって、そこから成長していないということだと思うから。

当時の感動や不安を思い出せないってことは、もう私は知っている、それがうまく心のどこかに位置しているということで、今の自信につながるから。反抗期の、人を傷つけるような気持ちをうまく再現できない自分の方が好きなんです。(注意:私は教育者ではないので(^^;)

それでもやっぱり思い出せなくなっちゃったのはかなしい!

今の私の周りにも私なりのいろいろなことが起こります。だけど、あのときと違うのは、それをこうやってここに書き残しているということ。

おとといの夜、久しぶりにあのころの気持ちを正確に思い出しました。何ヶ月ぶりだろう?あのころは、毎日毎日感じていたのに、今の新しいことに気をとられて、もう、きちんと感じることはできないかもしれない。

私は、「寂しい」と感じなくていい状況のときに、寂しさを感じ続けるようなことは嫌いです。「あのときの寂しさはもうなくなってしまって、」ってさらっと言い流せる人間になりたい。

だから、忘れてしまわないうちに書き留めておこうと思いました。あのとき私を心配して「ネット中毒」だと言ってくれた人のやさしさ、それに対する私の反抗心。そういうことを。私の日記に心配してメールをくれる人たちのこと、そういうの全部、読み返せば思い出せるから。

...私、やっと就労ビザ(H1)がおりました。実は私は、ビザが切れて 3ヶ月間、仕事ができなかったんです。私は、働くためにここに来ました。だから、つらくて長い3ヶ月でした。でもやっと明日から仕事復帰です!それから、私を励ましてくれた人たち、どうもありがとう(^^)








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