留学生はたいてい、病気になったときのために、学校か日本の保険に入っていると思います。 でも、これらの保険に歯医者さんはカバーされていません。歯医者さんの保険は、別のところから出ていて、とても高いからです。 私もこの例にもれず、留学中の4年間は歯医者さんの保険なしでがまんしました。 でも、ある程度年齢のいった人だったらわかると思うんだけど(^^;、歯の痛みというのは、自分の微妙な体調の変化に敏感です。身体の調子が悪いと、歯ってすぐ痛くなるんです。そう思いません? 前にスペイン旅行のときにも痛くなったって書いてるけど、毎冬2回くらい、痛くて起きられない日がありました。 留学前、日本では、「その歯はもう根っこしかない、治療し直すと土台からくずれるかもしれない」と言われていて、どうしても歯を抜きたくなかった私は、4年間、なにもしないでがまんしていたのです。 でも、こっちで就職して、やっと歯医者さんの保険に入ることができました。そしてやっと、その歯をこっちで治療してしまうことにしました。 こっちの歯医者さんは、日本でかかっていた頃と少し違いました。 まず、歯医者さんに行って、レントゲンをとってもらって全部の歯をチェックしてもらいます。結果がでると、別室で、どの歯がどれくらい悪いか、私の保険ではどれくらいカバーされるのか、を細かく説明されます。それで、どこから治していくか、または治さないのかを自分で決めるのです。 私のその歯、左の奥から2番目の歯は、神経治療が必要とのことで、別の歯医者さんを紹介されました。 予約をとって神経治療(Root Canal)してもらい、それからもう一度、自分の歯医者さんに戻って、残りの治療をしてもらうのです。 日本の歯医者さんではすごく時間がかかるようなことを言われていたのですけど、結局、神経治療とそのあとの2回の治療でその歯は完治しました。 こうして、私の4年間痛み続けた歯は治ったのです。 ところで、人間の身体って強い!と思ったのは、私のその歯は、もうかなり悪かったのですが、治療できなかった4年間の間に、みずから「通り道(Path)」をつくり、そこから膿が定期的に出て行くようになっていたそうで、腫れる心配や、これ以上悪くなる心配はなかったそうです。年に2回の痛みさえ耐えれば。 人間の神秘?かなぁ...(^^) |
* リンク集の「リンクフレンズ」にお2人追加しました(^^)。留学に興味のある方、京都旅行に興味のある方は必見!ね。 |