あらすじと感想1

[My Ranking] [あらすじと感想2]




*** アルファベット順になっています ***
★アラジン Aladdin★

もちろんアラジンと魔法のランプがオリジナルです(^^)。これは女の人が王子様に見初められて結婚するといういわゆる男性の玉の輿というところでしょうか。

アラジン(Aladdin)
とペットのアブー(Abu)はただのいたずらもの。夢見がちな青年と言えばいいのかな。ジャスミン(Jasmin)はお姫さまで、父親から誰かを見つけて結婚するよう迫られていますが(どこも同じですね(^^;)、「愛する人に出会うまでは、、」と逃げつづけています。ある日ジャスミンが冒険しようと(いろんなものを見ようと)お城を抜け出して二人は出会いますが、二人の恋を邪魔するジェファー(Jafar)が父親に入れ知恵をしたりしてなかなかうまく行かないところに、ジニー(Genie)がランプの中から登場します。

ジニーは古くから、ランプをこすった人が彼をコントロールするという立場にいて、誰にも命令されない本当の自由を得ることを望んでいます。その気持ちを知ったアラジンは、3つめの願いでは彼を解放させると約束するのですが、いろいろな困難にあって3つめの願いをジニーのためにしてしまうと、自分はジャスミンと結婚できないという立場に立たされます。

とまあ、こういうストーリーです。最後はもちろんめでたし、です(^^)。自分の願いを取りやめてもジニーを自由にするところはなかなかいいです。父親の抜けたところも暖かくていいです。

なぜ私のランキングで上位においたかと言うと、実は私、ジャスミンが気に入ってます。この映画は日本で公開された時にも見に行きましたが、アラジンに出会うまでのジャスミンの心境とか、アラジンに出会う時に自分からお城を抜け出すという行動をしてるところ、出会ってからもじっくり時間をかけてアラジンを見ようとしてるところなんかが共感できますね〜(^^)

もう一つは、ベビーシッター先のテディとデニスからクリスマスプレゼントとしてこのビデオをもらったので、何度も見ることができて愛着がわいてます(^^)。(Jan. 3, 1998)



★不思議の国のアリス Alice in Wonderland★

子どもの頃に読んだ不思議の国のアリスとほとんど同じです。アリスの服うさぎも。ある日、アリスが居眠りから目が覚めるとうさぎが「遅れそう遅れそう」と言って穴に入っていくのでそれを追いかける。そこでトランプの国の女王に会ったりして、いつのまにか戻ってくる、という話です。

アリスのお話って、大きくなったり小さくなったりするだけでしたっけ?(^^;アリスが困った時に「食べて」って書いてあるクッキーを食べると、それに合わせて身体が伸縮するのですが、私が子どもの頃読んだお話しでは、もっといろいろあったような気がします。同じことの繰り返しだったので、最後の方は少し退屈ぎみ(^^;でした。

それからトランプの国の女王もいまいちでした。ちょっとしたことで怒るのはキャラクターだからいいんだけど、動物をゴルフのバーにしたり、ボールにしたり、、動物たちが痛そうでした(^^;。。バラの花の色が一つだけきちんと染められていない、ということで塗った人が捕まるのですが、確かオリジナルではそこにもっと視点があたっていたような気がしますが、さらっと終ってしまって、全体的にクライマックスのない物語の印象です。

と言うことで、私にはそんなに惹かれたものはありませんでしたが(^^;、アリスのお話を知らない人、お話を知っていても期待しない人(^^;、気の強いアリスの好きな人にはお勧めです(^^)(Jan. 3, 1998)



★アナスティジア Anastasia★

この冬(97〜98)公開された最新作です。これは、ロシア革命を元に作られた話だそうです。

20世紀初めの子どものアナスティジア(Anastasia)とおばあさんは仲よし。でも、お城が襲われ、二人は離れ離れになってしまいます。そして10年後。おばあさんはフランスへ逃れ、実の孫を探してくれた人には賞金を出すことにします。(ここまでは実話だそうです。)ところが、いろんな人が偽りのアナスティジアをつれてくるので、おばあさんは誰も信じられないなっています。

最初、男(名前を忘れました(^^;)も賞金が目当てでした。18歳になったアーニャ(アナスティジア)と写真の顔がそっくりなので、フランスまで連れて行こうとしますが、途中で彼女が本物だと気がつきます。アーニャは活動的で気が強いので、最初は男(名前を忘れるとややこしい(^^;)とは犬猿の仲なのですが、恋に落ちかけます。そして、誰も信じられなくなったおばあさんとアーニャと男、、、というストーリーです。

アーニャ(アナスティジア)の声は女優のメグ・ライアン(Meg Ryan)。印象的だったのは、(名前を忘れてしまった)男が、どうもふけて見えたこと(^^;。アーニャの紺のカクテルドレスが素敵でした。冬の北欧なので雪の中で歌う場面も素敵(^^)(Jan. 3, 1998)



★美女と野獣 Beauty and the Beast★

醜い獣がその心の美しさで愛を勝ち取るストーリーです。主人公のベル(Bell)の父親がすたれたお城に迷い込み、その城主に捕まりますが、助けに行ったベルが身代わりになることで父親は解放されます。この王様は昔、わがまま過ぎて獣に変えられてしまい、21年の間に誰かの本当の愛を得られれば魔法が解け元に戻る、というお話。

もう最初から最後まで想像通りに進んでくれる話です。他のものに比べるとお笑いも少ないし、とにかく美しく仕上げようとしていて、賞を狙ってつくっんじゃないのーーとも思わせてくれます(^^;。(実際アカデミー賞などいくつかの賞をとっているそうです。)

でもありきたりのお話でも悪いっていうわけではないですよね。他のディズニーのものに比べて、女性の主人公、ベルは大人に描かれていると思います。囚われる前から本が好きで借りれる本は全部読んでいて、王様(獣)のお城でも本を見て喜んだりします。その割には夢見がちというわけでもなく、好奇心も強いというわけでなくて、普通の大人の女性が心の優しい人に惹かれるということを象徴したかったのかな、と思いました。

アニメだとドレスも見物ですが、ベルの獣と踊る時の黄色いドレスは素敵でした(^^)。(Jan. 3, 1998)



★The Fox and the Hound★

パッケージを見ると、これはどうやらアメリカとカナダでしか販売できないようになっているようです。ベビーシッター先の子ども、ダニー(10歳)とディビッド(8歳)がふたりとも一番好きな映画だと言っていたのが印象的です。

きつねのトッド(Tod)と猟犬のクーパー(Copper)は、それぞれ赤ちゃんの時に隣同志としてもらわれてきました。本来、猟犬は狩りするためのもので、大人になれば二人は敵同志になりますが、そんなことを知らずに二人は仲良く遊びます。設定として、お互い他に遊ぶ子どもがいなかったようです。二人は子どもの時から、飼い主同志が仲が悪いこともあって、思い通りにはあそべません。トッドが隠れて遊びに行ってひどい目に合ったりします。

トッドは大きくなり野性に帰され、二人は猟犬と獲物として再開します。が、クーパーはトッドを逃がし、そのためにクーパーの親代わりの犬が死んでしまい、クーパーは自分を責めます。

そして再び再開。お互い完全に敵となり戦いますが、そこにもっと強い熊が現われて人間にまで襲いかかります。死にかけたクーパーをトッドは見捨て切れず一緒に戦い、誰も死なずにすむのですが、二人の別れます。ディズニー映画にしてはせつなく、ぐっときます。最後に「僕たちはずっと友達だよ」と、二人が仲のいい頃にしゃべった会話が流れて終わります。(Jan. 3, 1998)



★ヘラクレス Hercurs★

ギリシア神話のヘラクレスのお話です。

ヘラクレス天の神ゼウスの子だけど、死の神ハデスにさらわれ、ちょっとしたアクシデントから人間の世界で育てられます。ところが持って生れた怪力のため周りからは恐れられて、自分の居場所を探す旅に出て、そこでゼウスからハデスがしたことを知らされますが、人間の国で真の英雄にならないと天には戻れないことを知ります。そこである町に行って、怪力を生かして英雄になりますがハデスは妨害しようとします。

ハデスの元にいるメグ(Meg)は人間。昔、恋人を助けるためにハデスに魂を売ったのだけど、恋人は他の女性とどこかへ行ってしまいました。ハデスの命令でヘラクレスを陥れようとして、そこで恋に落ちてしまいます。最後にヘラクレスは真の英雄になって天に戻れることになりますが、メグを選び人間の世界で暮らすことを選びます。

私は、この夏、日本で見ました。最初、ヘラクレスは夢(天に戻る)よりも愛(メグ)を選んだのかな、と思ったのですが、友人の森さんに「居場所を探すことが彼の夢で、天に戻ることが夢だと彼自身も思っていたけど、最終的にメグの元に居場所を見つけたのでは」と言われ、確かにそうだと思いました(^^)。

ギリシア神話では、神は絶対の存在ではなく、人間と同じように失敗もすると言われるように、ゼウスが自分の子どもを盗まれてしまうなんて本当に間が抜けていると思いますが(^^;、それをうまく組み合わせて仕上げてあると思います。ギリシア神話の特徴であるうらみとか憎しみには触れず、とかとかに焦点をあてて、子どもも見られる大人の物語という気がしました(^^)。(Jan. 3, 1998)



★ライオンキング Lion King★

私の一番好きな映画です。私がアメリカに来たばかりの時に公開された記念的な作品でもあります。当時アメリカでは手塚治虫の会社が盗作だと訴えたと言われていますが、その後はどうなったのかちょっとよくわかりません。私は問題となったジャングル大帝を見たことがないのでわかりませんが、盗作だとしたらやっぱり日本の作品ってすごい!と言いたくなります(^^)。

* 盗作騒ぎについてコメントをいただきました(^^)
主人公シンバ(Shinba)は次期の王様になるべくライオンの子ども。友達のノラといつもじゃれて遊んでいます。シンバの父親の弟にあたるスカーは、かげで王の座を狙い、動物たちの敵、ハイエナと仲良くしています。ある日、スカーの策略にひっかかってシンバは危ない目にあい、それを助けるために父親は死にます。自分のせいで、、とショックのあまりシンバは群れを去り、スカーが王の座につきます。最後には、シンバが戻ってきてスカーと戦い勝って再び森の王となります。

私の一番好きな場面は、最初の方でお父さんが生れたばかりのシンバを動物たちに見せる場面です。その音楽といい、自慢げなお父さんの顔つきといい、動物たちの忠誠といい、とてもいい雰囲気です。そしてその父親が「自分だってまだ未熟だけど、代々の(亡くなった)王たちが空のどこかで自分を見守ってくれている」と言い、シンバも後にそのことを考える、というのが印象的。

このお話は、全く自分に当てはめることのできる場面などないのですが、スケールの大きさと、動物たちが一体になっているところと、父親の賢さと強さ全体の暖かさが好きです。言葉にならない信頼関係が見えているのっていいですよね。

もちろんユーモラスなところも好きです。ひとりぼっちになったシンバを育てるブタ(フンバだったかな?)やシンバのお共なんかも楽しくていいね。そうそう、ハイエナのひとりの名前がバンザイ(banzai)だって知ってました?(^^;、、製作者に日本人がいるナ、、と思いました(^^;

この秋(1997年)、ブロードウェイ・ミュージカルでライオンキングが公開されました。テレビで予告を見ましたが、人間がライオンのぬいぐるみの頭をつけて歌ったり踊ったりするようで、あまりかわいくもかっこよくもなく「人気でるかなぁ、、」と心配していましたが(^^;、ベビーシッター先のお母さん、ミッキーもテディも“すごくいい”と興奮していたので、アメリカ人には大人気の気配です(^^)。(Jan. 3, 1998)



★リトルマーメイド Little Mermaid★

オリジナルの『人魚姫』は、最後には水の泡になって死んでしまうという悲しいストーリーです。でもこのお話はとても明るい。私の周りも「一番好き」と言っている人がたくさんいます(^^)。

16歳の歌のうまい人魚アリエル(Ariel)は、他の姉妹と違って好奇心が旺盛、外の世界にいつも興味を持っています。それがお父さんトリトン(King Triton)の悩みの種でもあるのですが、結局は彼女の魅力には勝てないでいます。ある日、アリエルは人間の王子様エリックに恋をします。普段から海の王の座を狙っている海の魔女(Sea Witch)は、アリエルの声とひきかえに足を与え、3日以内にエリックがアリエルに愛のキスをしなければ彼女の魂をもらう、という契約を結びます。

最後にはアリエルが勝ちます。おともには魚のフランダー(Flounder)とざりがにのセバスチャン(Sebastian)。特にセバスチャンは格好つけているくせにいつも抜けていて、おかしくて、皆が好きなキャラクターです。

私はこの映画の最大の魅力は、歌と音楽だと思います。ディズニーアニメはほとんどミュージカル形式なので歌はつきものなのですが、他の映画に比べて、楽しく耳から離れないものがあります。アリエルとエリックがボートに乗っている時「ムード作りが大切だ」と池の虫達が「キスしろ、キスしろ」と歌うのですが、これがとてもユニーク。

最初から最後までほとんど、わくわく笑いながら見ることのできる映画です。この中で誰か一人、私のお気に入りをあげるとしたら、セバスチャンでしょう(^^;。

この冬(98年)、日本でも再公開されるようです。(こっちでは今やっています。)ぜひ、セバスチャンを見て笑ってください(^^)。(Nov. 29, 1997)



★ピーターパン Peter Pan★

ピーターパンのオリジナルのお話は、実は私はよく知らないんです。ものすごく有名なものってきちんと知るチャンスを逃してしまったりしますよね(^^;。私にとっては、「弁慶と牛若丸」も未だによく知らない話です(^^;。

ピーターは、大人にならない子ども。ウィンディは兄弟姉妹の一番上のお姉さん。ある日、ピーターとティンカーベルがウィンディの家に行って、子どもたちが飛べるようにして、どこかの島に飛んでいきます。そこで、悪者から嫌がらせを受ける、というストーリー。

ティンカーベルがものすごいやきもち焼きだということを初めて知りました(^^;。ウィンディのブルーのドレスは印象的でした。あとは、、、いつも子どもたちが家に帰ったあと、いつも怒ってばかりいたお父さんが、空を飛んでいる船を見て、子どもたちの言っていることも嘘じゃないかもしれない、、と思い直したところはほろりときました。(Jan. 3, 1998)








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