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'*★ シリコンバレーの休日の週 ★*'


..*..*.. 2002年7月9日(火) 晴れ ..*..*..


景気はまだまだ回復しません。

たまたま読んだ記事にSilicon Valley goes into sleep mode this week(シリコンバレーは今週はお休みモードになる)(7/2)というのががありました。先週の独立記念日の週には、1週間全部休みにしてしまう会社が多いことが書いてあります。

前回の日記に、うちの会社は国民の祝日が異常に少ないと書きましたが、これは、今日の話題とは何も関係ありません。単にうちの会社の特徴で景気とは別問題でしょう。

確かに、独立記念日は、7月4日の木曜日だったので、金曜日に休みをとる人が多かったです。また、友達のところは、会社が金曜日をお休みにして連休にしたり、その週1週間を休みにしてしまうところもありました。

最近知ったのですが、景気の状態が悪いときには、例えばクリスマス休暇とか、今回の独立記念日の休暇で多くの人が休みをとるときに、とらない数百人のために会社を開けておくことは、かなりの損失につながるそうです。たとえば普段、1000人がフルで働いている職場で900人がお休みをとるときに、100人のために、1000人のときと同じ状態にコンピュータをつけたり会社の電力をつけて置くことが損失につながるそうです。

それならいっそ、全員に休暇をとらせて、まるまる1週間、会社をシャットダウンしてして、休暇分の給料を払う方が、会社にとっては損失が少ないそうです。特に大手の企業には言えるそうです。景気のいいときなら、少数の人が来て働いて、それが結果となり、その分が利益となって戻ってくるのですが、今のような状態のときには違います。

そのようなことがこの記事には書いてあります。独立記念日のあった先週は、道路もすいていて、大企業が丸1週間を休みにしてしまったことを物語っていて、それは景気が悪いことを意味する。。。

確かに、私が就職した3年前は、忙しい人ばかりのようだった気がします。私の記憶ですが、各会社の電気は夜遅くまでついていました。アパート代は高く、それ以前に、空いているアパートが見つかりませんでした。交通渋滞は今も悪いのですが、もっとひどい状態でいつも混んでいた記憶があります。

当時の私は、いろんな事情がわからなかったので、それが当たり前と思っていましたが、最近はずいぶん落ち着いてきて、ちょっと喜んだりしていました。アパート代も下がってきたし、なんといっても空いている部屋がすぐ見つかるんですよね。以前はルームメートが出て行くと言ったらどこか探さなくちゃいけないというせっぱつまった気持ちがいつもありました。

交通渋滞が少ないとか、アパート代が安くなる、休暇をきちんととる、というような『普通の生活』が、景気の低迷によるものだ、っていうの、なんだかやるせないですね。




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